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ちょっとエヒメの松山に行ってきた。
松山名物「ことり」の鍋焼きうどんを食す。真夏に「鍋焼き」と聞くと、おもわず躊躇してしまうが、松山の鍋焼きうどんはちょっとちがう。アツアツの土鍋ではなくアルマイトの容器に入っていて、麺はやわらか、コシよりのどごし重視、ファーストフードの感覚だ。メニューは鍋焼きうどんといなり寿司の二種類だけ。松山一の繁華街、大街道と銀天街の交わるところのそばにお店を構えていて、ちょうどいい休憩場所といった趣だ。「ことり」から20メートルくらいの至近にもう一軒の鍋焼きうどん店「アサヒ」もある。両方とも50年以上の歴史があり、家族三代それぞれが学生時代、帰りに立ち寄って食べたという話も聞く。おばあちゃんと孫が同じうどんを巡って学生時代の思い出を語ることもできるわけだ。 「ことり」と「アサヒ」の味は微妙に違い、「アサヒ」の方がすこし濃い味付けらしい。松山市民は鍋焼きうどんに関して「ことり」派、「アサヒ」派に別れているのかもしれない。中には「ことり」で食べたあと「アサヒ」で食べるという浮気者もいるらしい。 四国と言えば全国的には香川の讃岐うどんがあまりにもメジャーになっており、松山市内でも「はなまるうどん」あたりが幅を利かせている。しかし松山市のど真ん中では、アルマイトの容器に入った鍋焼きうどんがカタカタと素朴な音をたてながら、今日もお客さんに運ばれているのだ。お土産屋さんにもぜったいに売ってないホントの松山名物だ。
by enikaita
| 2005-08-24 05:28
| 旅行
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