「日報」を名乗りながら、更新はときどき。
by enikaita
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[第三次]シアターアーツ47 2011夏できました
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シアターアーツの最新号「2011夏」号ができました。
今回の特集は「3・11に遭遇した劇現場」。地震と津波と原発事故が、演劇の現場にどのような影を落としているか、多角的にアプローチしています。
収録されたフォーラム「震災後の演劇を語る」は、仙台を中心に活躍する演劇人・石川裕人さんや、地震時に東京芸術劇場で『シングルマザーズ』を上演中だった二兎社の永井愛さん、日経新聞の内田洋一さんらを迎えて、地震時の体験的なお話から、震災後の自身の活動、公共劇場の問題点、今後のことなどについて意見が交わされました。
ほかに、いわきの高校で演劇指導をしている石井路子さんによる論考、柾木博行さんの被災地レポート、神奈川芸術劇場で『Kappa/或小説』を上演した(神奈川では1回のみ)三浦基さん(地点)の記録日誌などを収録しています。

掲載上演テクストは、青森を拠点に活動している渡辺源四郎商店の『どんとゆけ』と『あしたはどっちだ』(作=畑澤聖悟)です。

いつも私が撮っている表紙の劇場写真ですが、今回はお休み。でも今号は、いつもに増してステキな劇場写真ですよ。フォーラムにも出席された石川裕人さんの被災地での活動、「夢トラック劇場」(岩手県釜石市にて)です。石川さんは、4トントラックの荷台を舞台にして被災地を巡演したそうです。被災地での演劇活動としてかなり重要な活動であったことはもちろんですが、この写真からも伝わってくるように、この巡演には「桜が咲いた芝生の広場に、旅の一座がやってきた」というような、なにか「演劇の原点」に想いを馳せざるをえないような、強烈なインパクトがありますよね。写真を提供していただいたSave the Children Japanさんと石川裕人さんに感謝です!

[第三次]シアターアーツ
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by enikaita | 2011-06-24 23:46 | 舞台芸術
『ハノーヴァの肉屋』ほか
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ここ最近つくったものをまとめてご紹介します。まずはリーディング体感劇『ハノーヴァの肉屋』のチラシ。『糸地獄』や、寺山修司との共作『身毒丸』などの代表作がある岸田理生さんの戯曲です。 リオフェス2011(第5回岸田理生アバンギャルドフェスティバル)参加作品。
なんでも、肉を食べる話だそうですので、ならば、とまずフォークとナイフをちりばめてみました。でもなにか足りない、もっと食い散らかした感じにしたいな〜と思い、バックの地模様に汚れ画像を入れ込みました。この画像は、友人が母親から受け継いで長年愛用しているかなり年季の入った料理本の見返し部分をそのままスキャニングしたものですので、シミに説得力がある仕上がりとなっております。

『ハノーヴァの肉屋』
2011年7月5日(火)〜8日(土) こまばアゴラ劇場

公演の詳細はこちら

f0072231_0382660.jpgf0072231_0382727.jpgf0072231_0382719.jpg次は世田谷パブリックシアターのレクチャー「世田谷アーティストトーク」と「舞台芸術のクリティック」のチラシ。以前に一度つくっているシリーズなので、今回は前回の色違いバージョン。
世田谷アーティストトーク」は第1回目がすでに終了しておりまして、2回目は7月19日、ひょっとこ乱舞(劇団名です)の広田淳一さんがゲスト。
舞台芸術のクリティック」は、劇評の実践レクチャーです。
詳細はこちら
世田谷アーティストトーク
舞台芸術のクリティック



f0072231_0254956.jpgさらにもう一つ、やなせたかしさんの絵本『やさしいライオン』をミュージカルに仕立てたリーディング・ミュージカル『やさしいライオン』(脚色・作詞・演出=篠﨑光正、作曲・出演=三島由起子)の公演プログラム。表紙の地模様はライオンの毛です。先日、上演を見てきましたが、将来の『アニー』をめざす子役ちゃんたちが大量出演。チビッコたち、めちゃめちゃがんばってて、オレの涙を誘いましたね。
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by enikaita | 2011-06-23 23:59 | 舞台芸術
ト書き(日本劇作家協会会報)47号
f0072231_014167.jpg日本劇作家協会の会報として知る人ぞ知る「ト書き」。3月末発行の47号よりリニューアル。わたしが外と中のレイアウト等をやることになりました。前号から少し間が空いてしまったそうで、47号はすごいボリュームです。井上ひさしさん、つかこうへいさん、福田陽一郎さん、こばやしひろしさんについての追悼記事、海外劇作家のインタビューなど。


リニューアルついでに、頼まれてもないのにゆるキャラまでつくっちゃいました。

f0072231_02096.jpg←こいつです。「ト書き」のの字に、ベレー帽と目玉とヒゲをつけただけなんですけどね。しかも勝手に「トガッキー氏」と名づけちゃいました。トガッキー氏の職業はもちろん、劇作家です。関係各所よりのお叱りなどはまだいただいてないので、ゆるキャラは今後、思いつき次第「ト書き」内で増殖していく予定。
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by enikaita | 2011-05-15 23:59 | 舞台芸術
シアターアーツ46 表紙ボツ写真集
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毎度おなじみ、シアターアーツ表紙のボツ写真集です。
2月の晴れたある日、ちょちょっと神奈川芸術劇場まで行って撮ってきました。
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これまで表紙に登場した劇場と違って、フツーのビルですから、なかなか攻めあぐねました。すぐ前の道路も交通量が多いです。
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中の吹き抜けが、スカーンと抜けててカッコイイんだけど、先日申し上げたとおり、「テアトロ」3月号が同じアングルの写真だったんです。
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角のところには謎のアート作品が。仏足石を思い出しました。
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by enikaita | 2011-05-07 14:27 | カメラ・写真
[第三次]シアターアーツ46 2011春
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[第三次]シアターアーツ47(2011春)刊行しています。3月に書くはずの記事でしたが、ついつい先延ばしにしてました。
特集は「年間回顧2010」。演劇評論家のみなさんによるアンケートの集計結果を元に、2010年のベスト舞台とベストアーティストを発表しています。「井上ひさし、舞台の夢に」は、昨年亡くなられた劇作家・井上ひさしさんを偲び、ゲストに演出家の栗山民也さんを招いた座談会です。芝居には「芸談」と言われるような裏話がつきものですが、長年井上戯曲の演出をされていた栗山民也さんだからこそ知る裏話がとても興味深いです。執筆中の姿をけっして他人には見せない井上さんを、隣室からたまたま目撃した栗山さんの目には思わず涙が……。くわしくは本誌をご覧ください!

掲載の上演テクストは壁ノ花団『フォーエバーヤング』。震災直後ということもあって、残念ながら関東エリアでの公演は中止となってしまいました(大阪では上演)。編集段階でちらりと台本を拝見した時、いったいどのように舞台に生起するのかしらと、とっても気になっていたので、ぜひ上演を見てみたいなあ。再演求ム!

私が撮影を担当している表紙写真は、新規オープンした神奈川芸術劇場です。ビビッと角がとがったビルヂングでして、建物内の吹き抜けもでかい! 「シアターアーツ」のライバル(?)である「テアトロ」誌の3月号も、表紙の写真がたまたま神奈川芸術劇場。こっちは中の吹き抜けの写真ですね。「テアトロ」誌表紙の撮影をされている写真家Mさんにたまたまお会いした時、「オクアキ〜、マネすんなよな!」とクギを刺されましたので、外観写真にしました。マネしてないですよね?

同じ建物の中にはNHKの横浜放送局が入っています。NHKと言えば、舞台中継番組の「芸術劇場」ですっかりお世話になっていますけど、なんとこの番組、3月で終了しちゃったんですよ。これにより、地上波で現代演劇を観る機会はほとんどなくなりました。テレビの「芸術劇場」で最後を飾ったのは、奇しくも神奈川芸術劇場で上演された葛河思潮社『浮標』(作=三好十郎、演出=長塚圭史)。地震関連の番組が優先され、3月中の放送がずれて、4月末の放送となったそうです。新しい芸術劇場と、消えた芸術劇場、ふたつの「芸術劇場」が共存するフシギで象徴的な建物なのです。

『浮標』、私は吉祥寺シアターで観たんですけど、いい舞台だったなあ。三好十郎の『浮標』は「われらは万葉びとの子孫!」と宣言するくだりが、作家の転向をあらわしているから問題ありとか、コワーイ研究者さんなんかにはそういう認識になっているみたいですけど、ここにはイデオロギーでは計りきれないゆらぎがあるわけです。「万葉びとの子孫だ」と言うに至った三好十郎の気持ち、なんかわかるなあ。
あ、そうそう、「シアターアーツ」にも『浮標』の劇評が掲載されております。嶋田直哉さん執筆。

大きな書店で扱ってますので、ぜひお手にとってごらんください。

シアターアーツ47 2011春
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by enikaita | 2011-05-02 23:59 | 舞台芸術
『蝶の夢』で聞いた旅立ちの汽笛
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横浜大さん橋で汽笛と共に出航する船を見送り、ようやくたどり着いたのがBankArt NYK。もと倉庫のメチャカッコイイアートスペースです。この日はこちらで『蝶の夢』というパフォーマンス公演を観に来ました。もと転形劇場にいた安藤朋子さんと演出家の藤田康城のユニット・ARICAに、首くくり栲象さんがゲスト出演。首くくり栲象さんは、首をくくる行為を毎日やっているというびっくりな経歴(?)をお持ちのアクショニスト。

その前にちょっと時間があったので建物の二階へ。二回では横浜の土地を分譲中。
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といっても、そこは言わばシムシティ。200円で土地と家を買って、自分たちの街をつくろうという美術イベントなのです。ポストマンがせわしく動きまわり、郵便物を配達していました。

さて、『蝶の夢』。
客入れ時から生活用具一式を携えたホームレス風の女(安藤朋子)が登場。太田省吾さんの『小町風伝』や『水の駅』を彷彿とさせる(といっても写真しか見たことないけど)、スローな歩行で会場を一周。やがてそこに、首くくり栲象氏が年季の入った赤いロープを携えて登場。天井から提げられたカラビナにロープをひっかけ、まず一回目の首くくり。死への厳粛な儀式。それをじっと見つめるホームレス女。観衆も固唾を飲んで見守る。

首くくりと言っても、実際喉元にロープをかけたらホントに死んじゃいます。手に持ってきた赤いロープは、アゴがあたるところがやや幅広の編みこみになっていて、そこにアゴを当てることでぶら下がることができるようになっているんです。そうやることで擬似的に首吊りの姿勢に。アゴで全身の体重を支えるわけで、ぶら下がってる時の全身の筋肉の緊張がこちらに伝わってきます。もちろん油断したらホントの首吊りでしょう。この人はこれを毎日しているのか〜。とんでもない人がいたもんです。
数分後、首からロープを外し着地。その瞬間、さっき大さん橋で聞いた旅立ちの汽笛がまた聞こえてきました。外の音が偶然漏れ聞こえたのかなと思いきや、これは実はコントラバスの生音。会場内の演奏です。着地の姿勢で深く呼吸する首くくり栲象氏。汽笛は死への旅立ちの餞ではなく、再び地面に降り立った復活の音。
同じ行為を三度ほど繰り返す。首くくりを繰り返すごとに、死への儀式であるはずのそれが、彼にとっては自身の生を確認するための儀式なのだということを確信する。

やがて別のカラビナが天井から降りてくる。それは両天秤になっていて、片側にはカラビナ、もう片側にはたくさんのフックがついている。カラビナに赤いロープをかける首くくり栲象氏だが、それではもう片側に釣り合う重さがないので首をくくることができない。するとホームレス女がもう片側のフックに、暖房器具(湯たんぽ)、食料(米袋)など、生活用具の一切をかけはじめる。全部の荷物をかけ終えた瞬間、首くくり栲象の体は重力を失い、中空に舞い上がった。ホームレス女は片手でひょいひょいと自分の荷物を上下し、もう片側にぶらさがった首くくり栲象は、タイトルにあったのようにふわふわと上がったり下がったり。男が生を確認する作業が、女の生への執着の荷物と、物理的にも、別の意味においても、ピタっとつりあっていることをこの目で確認。それは奇蹟としかいいようのない瞬間。

かいつまんで説明しちゃうと、男の体重と女の全荷物がつりあって、ぶらぶらしました、という、本当にそれだけのシンプルな作品なんだけど、この濃密さ。舞台芸術ってすごいわやっぱ。
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by enikaita | 2011-03-07 00:39 | 舞台芸術
韓国現代戯曲集5&ドラマリーディング
f0072231_1462793.jpg三軒茶屋のシアタートラムで開催される日韓演劇交流センター主催の「韓国現代戯曲ドラマリーディングVol.5」、いよいよ25日から開幕です。このリーディング企画ではこれまで、『呉将軍の足の爪』や『エビ大王』など、のちに日本でも本格的に上演されることになった韓国演劇の注目作品の数々が紹介されてきました。今回も映画『王の男』の原作である『爾』をはじめとして、注目作が目白押しです。
わたしのほうでは、開催にあわせて出版される「韓国現代戯曲集5」と当日パンフレットの作成をしました。(戯曲集の表紙装幀は早田二郎さん)

戯曲集は上演される3作(張誠希『道の上の家族』、金泰雄『爾 王の男』、ノ・ギョンシク『月の家(タルチプ)』)のほか、尹泳先『旅路』李根三『流浪劇団』を収録。当日会場で販売します。私はいち販売員として3日間の三茶通い。自分で作ったものを自分で売る、これ、ショーバイの基本ですね。

f0072231_1575429.jpg地味なんだけど当日パンフ、普通のと違って盛りだくさんな内容です。上演される作品の作家3人のインタビューのほかに、「日韓演劇交流年表1972-2010」を収録。1972年は状況劇場がソウルで『二都物語』をやった年です。もちろんそれ以前から交流はあったんでしょうけど、さかのぼれる資料がないのです。年ごとに日韓交流が盛んになり、特に2002年のワールドカップ前あたりから、爆発的に公演数が増えていく様子がよくわかります。2013年にまた年表を更新することになると思うので、ひきつづき情報モトム。
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by enikaita | 2011-02-25 02:07 | 舞台芸術
雪の日に『道路』開演
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チラシやポスター、当日パンフレットをつくらせてもらったアゴタ・クリストフの『道路』の初日があきました。場所は西武新宿線・武蔵関にあるブレヒトの芝居小屋。西荻からの武蔵関への移動は、公共交通機関を使うとちょっと遠回り。いつもならば自転車でスイーッと行くところなんですけど、今日はあいにくの大雪。それでもめげずに登山用カッパで完全武装。雪中サイクリングで初日にかけつけました。

なんとか事故もなく到着。劇場入口で迎えてくれたのはペンキ看板。劇団の方の手書きです。インクジェット出力とかではなく、人の手が入ったアナログな看板、時代に敢然と逆行する姿勢にいたく感激しました。

劇場内部はプロセニアムをとっぱらった対面式。巨大コンクリ道路が客席を分断し、取り囲んでいます。
1970年代にアゴタ・クリストフが想い描いた奇想。ここにあるのは、道路設計技師の夢の世界? あるいは近い未来? はたまた35年前からすれば未来を生きている私たちの姿?



日本劇団協議会主催 次世代を担う演劇人育成公演
東京演劇アンサンブル制作
道路 La Route


アゴタ・クリストフ=作 堀茂樹=訳 三由寛子=演出
2011年2月11日(金)〜20日(日)
ブレヒトの芝居小屋(西武新宿線・武蔵関駅下車徒歩7分)
詳細はこちらです
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by enikaita | 2011-02-11 23:52 | 舞台芸術
世田谷PT PETAレクチャー+アーティストトーク
f0072231_1132320.jpgいつもお世話になっている世田谷パブリックシアターさんの催し物のチラシを二点つくってます。一つはフィリピン教育演劇協会「PETA」のワークショップとレクチャーのチラシです。もう始まってますが、ワークショップを指導する「進行役」の人のためのワークショップのようです。内容の詳細はこっち

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もうひとつは「世田谷アーティストトーク」。気鋭の舞台芸術家を招いてお話をきくトークイベントです。2月23日はイキウメの前川知大さん、3月3日ははえぎわのノゾエ征爾さん、3月10日は中野成樹さん。アーティストトーク詳細こっち
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by enikaita | 2011-02-08 11:47 | 舞台芸術
シアターアーツ45 2010冬 表紙写真ボツ写真集
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毎度恒例のシアターアーツ表紙写真ボツ写真集。岐阜県中津川市にある築120年の芝居小屋「常盤座」です。上の写真は表紙で使ったものです。左下の青い服の女の子がいい感じ。
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ちょうど現地に着いた時は、常盤座の向かいにある常磐神社(正確に言うと、芝居小屋が神社の境内にあるのですが)の中庭で、地元の子どもたちによる『人魚姫』の開演直前。地元の人が集まってきていました。神社も含めたこの空間は、もうとっくにどこかに失われてしまったはずの懐かしい空気を漂わせています。なので今回は、ちょっとノスタルジック調にしてみました。
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神社奥の方から見た常盤座です。
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この写真はお気に入りの一枚。『人魚姫』のラストで、魔女がどどーんと前に出てきたところです。左奥が常盤座。劇場より舞台のほうがメインになってしまっているので、やむなくボツにしました。
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by enikaita | 2010-12-29 23:59 | カメラ・写真


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