「日報」を名乗りながら、更新はときどき。
by enikaita
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劇団俳優座『三人姉妹』
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現在上演中、劇団俳優座『三人姉妹』のちらしを作りました。
『三人姉妹』はチェーホフの名作戯曲。戦後すぐに上演されたチェーホフ『桜の園』以来、日本の演劇において特に重要な位置を占めてきたのがチェーホフの四大戯曲です。そして、新劇の大ボス・俳優座がやるチェーホフといったら、そりゃもういわずもがなのド本流ですよ。「ケレン味」とか「脱構築」とか、まあなんでもいいですが、あんまり突拍子もないことはできないでしょう。それなのに、私にちらし製作のお声をかけてくださったという不思議。

よく聞いてみたら、一階の「俳優座劇場」のほうではなく、5Fの稽古場(以前はラボと言われていました)での公演なのだそうです。こちらなら「実験室」ですから、いわゆる新劇流の正統派チェーホフ劇でなくとも上演できますね。
チラシ用にいただいたキャスト写真を見て仰天。三人姉妹は20代の姉妹のはずなのに、出演の女優さんのほとんどが、20代よりもう少し……いやだいぶ歳上なのであります。もちろんここに仕掛けがございまして、演劇っていうものは映画と違って、そういうムチャな設定をもいともたやすく乗り越えていくのであります。これは見てのお楽しみ。

打ち合わせ時の雑談で、昔話をお聞きしました。翻訳劇の上演の際には、リアルさを追求するということでかつては「つけ鼻」をつけていたそうなんですけど、その「つけ鼻」をめぐるエピソードなど、抱腹絶倒でした。新劇の芸談をまとめた本を誰かつくってくれないかなあ。手さぐりで西洋の演劇を取り入れていく過程での勘違いや独自解釈など、かなりおもしろいですよ。証言者がまだ生きてる今がチャンスだよなあ。

劇団俳優座No.316 『三人姉妹』 
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by enikaita | 2013-09-19 23:47 | 舞台芸術
シアターアーツ54(2013春)できました
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シアターアーツ54号(2013春)ができました。今回は超特厚ページ。毎年春号は前年を振り返るアンケート特集とその集計による「ベスト舞台・ベストアーティスト」が発表されています。

今回の注目は2本の戯曲。一つは燐光群の『カウラの班長会議』。もう一つは飴屋法水さんの『ブルーシート』です。

『ブルーシート』は、飴屋さんがいわき総合高校の高校生たちのために書き下ろした作品です。学校の校庭で上演されたんですよ。表紙の写真は『ブルーシート』上演後の校庭で撮影しました。われながら、なんともいい写真が撮れたなーと自画自賛です(笑)。夕陽に照らされた校庭のポプラ並木とプレハブの校舎、ここには写ってないけど、これから取り壊される校舎に描かれた満開の桜の花などなど、あれもこれも、とっても美しい場所でした。次回以降のブログで別のカットをお見せできればなあと思います。
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by enikaita | 2013-04-27 00:19 | 舞台芸術
「大学路1980’s 韓国現代演劇とソウル」
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早稲田大学坪内博士記念演劇博物館(通称:演博)で、「大学路1980’s 韓国現代演劇とソウル」という展示が始まっています。チラシ・ポスターのほか、展示レイアウト案の作成やキャプション作成までお手伝いしました。

韓国・ソウルにある大学路(テハンノ)というエリアは、東京でたとえると、原宿と下北沢を足して2で割ったような雰囲気をもつ「若者の街」です。たいして広くもないこのエリアに、下北沢の比ではないなんと150超の劇場がひしめいているのです! 東洋一の、いやもしかしたら世界一の劇場密集地帯なのではないでしょうか。

今回の展示は、この稀有なソウルの劇場街の発展を、韓国の歴史的な文脈を絡めながら紹介します。80年代の「民主化」以前と以後で、どのように演劇が変貌したのか、そのきっかけとなった光州事件から、現代の爆発的な繁栄までをたどる展示内容となっています。

こういう大学路のパワーをイメージし、ビビットな色彩のチラシにしました。「大学路」の文字は複雑に入り組んだ大学路周辺の道路の雰囲気でこしらえました。何度か行ったことがあるのですが、あの辺り、迷いやすいんですよね。
大学路のあちこちにある、劇場を案内する方向指示板や仮設のチケット販売所をちりばめて、大学路のイキオイを感じることのできるチラシになったかなあ。
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by enikaita | 2013-04-13 00:04 | 舞台芸術
日本劇作家協会「戯曲セミナー」
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日本劇作家協会が主催する「戯曲セミナー」のちらしをつくりました。
「書く」という行為はシンプルなことなので、シンプルに鉛筆と手です。
私はすっかり鉛筆派で、シャーペンを使うことはほぼなくなりました。シャーペンの細い芯だと、筆圧が高いのか、ポキポキ折っちゃうんですね。学生時代はほとんど鉛筆を使いませんでしたが、今思うとありゃあ単なるカッコつけでしたね。小学生の頃に安いシャーペンが出まわりだして、その頃の「え、鉛筆?ださ〜!」「やっぱシャーペンだよねー」みたいな感覚を、意味もなく引きずっていたわけですが、今はふたたび鉛筆で書くことの気持ちよさに目覚めています。一本一本、削って尖らせるのも楽しいです。そんな鉛筆LOVE♡な気持ちをちらしにこめました。

ちなみにこれはヨメの手。手のモデルになってもらいました。写真を撮って、それをPC画面に表示し、トレペを画面にあてて鉛筆でトレースしました。

このセミナー、講師陣が超豪華です。下のほうに名前が書いてありますが、横内謙介さんはじめ、そうそうたる日本の劇作家たちが(劇作家じゃない人も少しだけいますが)教鞭を執っています。ちょっと授業料高いですが、本気で劇作家を目指す人には、本当にオススメですよ。

日本劇作家協会「戯曲セミナー」
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by enikaita | 2013-04-10 00:26 | 舞台芸術
シアターアーツ53号が出ています
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演劇評論誌「シアターアーツ」の最新号(53号)が昨年末に出ました。
今回の特集は「震災と演劇」。はや2年が経とうとしている東日本大震災後の演劇状況を、現地の制作者や創作現場の声から捉えていこうという特集です。
掲載戯曲にくらもちひろゆき、畑澤聖悟、工藤千夏の合作、『震災タクシー』と、エルサレム生まれでドイツなどで活動している劇作家ヤエル・ロネンの『第三世代』を掲載。

震災タクシー』はくらもちさんの実体験をもとにしています。盛岡のくらもちさんは、出張先のいわきに行く途中で震災に遭遇、乗っていた電車が止まってしまいます。そこから、同じ方角に向かう見ず知らずの人たちとタクシーに乗り合わせながら、状況もわからぬまま、いわきに向かったときのことを、克明に(フィクションや飛躍もまじえつつ)描いている戯曲です。
第三世代』は、ドイツ人、ユダヤ人、アラブ人の若者たちが、互いのわだかまりをぶつけあう、という実験劇を上演する、というスタイルです。最後のほうで「こんな芝居、上演するんじゃなかった」などというセリフがあるあたり、戯曲として読んでしまうとアレなのですが、実際の上演では、どこまでがセリフでどこからが本気なのかわからず、大変スリリングな舞台だったと推察されます。
年末に中津留章仁さんがリーディングとして上演したのですが、その際に台本にはないセリフを中津留さんが追加していて、出演者が観客(=つまり日本人)に時折語りかけるというやり方で、日本の非当事者性を浮かび上がらせるという、強烈な舞台でした。

金森穣さんのインタビューも掲載されています。金森さんは日本で(おそらく)唯一である公営のダンスカンパニー「Noism」で活動をされているダンサー/振付家です。「見世物小屋」三部作などでは演劇的な仕掛けも導入し、鮮烈な作品をつくっています。「舞踊家にとって必要なものは〈育ち〉」と言い切っていたのには驚きました。優れた先生のもとならひと月で学べる技術が、それに気づいていない先生だと10年いても学ぶことができないのだ、とのこと。最先端を行く人の言葉は、やはり鋭いです。

表紙写真は、ワタクシ撮影。いつものモデル様を、新国立劇場のロビーや入口前で撮影しました。もっとかわいい写真もあったのですが、こっちを選びました。ボツ写真は次回以降のブログで紹介します。

……というわけで、盛りだくさんのシアターアーツは、過去最大ページ数で値段そのままの出血大サービス号ですので、ぜひお近くの大型書店または、下記リンクにあるネットショップでぽちっとしてください。

シアタアーツ53号「震災と演劇」
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by enikaita | 2013-01-10 01:16 | 舞台芸術
最近作ったフライヤーまとめ
報告しようと思いながら、ついつい作業を怠っていました。
ここ最近作ったいくつかのフライヤーをご紹介します。

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紛争地域から生まれた演劇4 リーディング&レクチャー
国際演劇協会主催のリーディング企画、12月22・23日は東京芸術劇場アトリエイーストで、フランスの劇作家クロディーヌ・ガレア作の『ほとりで』と、タイの劇作家プラディット・プラサートーン作の『Destination』の連続上演、12月29・30日は、上野ストアハウスでイスラエルの劇作家、ヤエル・ロネン作の『第三世代』。

「紛争」を表象するような画像やイラストを入れることにどうしても抵抗があって、文字だけで構成しました。

公演詳細↓
http://director.freespace.jp/taf2/page003.html

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世田谷パブリックシアター「舞台芸術のクリティック」。舞台を観て批評を書く講座の募集です。

詳細↓(リンク先のフライヤーは前回作成の色違いバージョン)
http://setagaya-pt.jp/workshop/2012/05/16.html

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すでに公演終わってしまったのですが、アンスティチュ・フランセ東京、庭劇団ペニノ、あうるすぽっと共同企画『ちいさなブリ・ミロの大きな冒険』。
フランスの児童劇(と言っても、フランス演劇なので、なかなかセリフが哲学的なのですよ)を、庭劇団ペニノのタニノクロウさんが演出。
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by enikaita | 2012-12-22 21:23 | 舞台芸術
安藤久蔵さん講演会6回目まもなく!
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毎度おなじみ、「西荻のフォレストガンプ」こと、珈琲豆卸「アロマフレッシュ」店主、安藤久蔵さん101歳講演会のお知らせです。
今回は、復員し兵隊から漁師にもどった安藤さんが、「網元」として活躍されるところを中心にお話を伺う予定。
開演前に安藤さんのコーヒーと、私が選んだ「西荻おやつ」が振舞われます。
終了後は講演会をもとにした「安藤久蔵ものがたり(仮)」を出版いたしますので、こちらもお楽しみに。

ちなみに今回からチラシをリニューアル。前回まで使用していた写真は、安藤さんいわく「ちょっと年寄りっぽいんだよなー」とのことで、あんまりお気に召さなかった様子。なので今回から、登山ルックの安藤さんです。この凛々しい姿、とうてい101歳とは思えませんね。安藤さんにも「これなら若い女の子も来るんじゃないの」と、かなり気に入っていただけました。

安藤久蔵 連続講演会 第6回
12月19日(水)午後6時15分〜9時

(講演7時開始/最初の45分はコーヒータイムです)
会場:かがやき亭(西荻北4-4-4)
料金:1000円(安藤さんの珈琲+西荻おやつつき)
聞き手=奥秋圭(西荻丼前編集長)


 ある時は船団を率い世界の海へ、またある時は登山仲間と世界の高峰へ。太宰治と酒を酌み交わし、小津安二郎監督に映画界に誘われたこともあるという西荻の宝・安藤久蔵さんの連続講演会を開催します。101歳にして驚異の体力を維持し続けるヒミツから、人生のウラ話まで、なんでもきいちゃいます。
 毎月第3水曜日、2013年4月まで全部で10回の講演を予定(早期終了の可能性あり)。終了後は、この講演を基にした「安藤久蔵ものがたり(仮)」を出版いたします。




申し込みは上画像の申し込み先まで、電話またはメールでご連絡くださいませ(画像はクリックで拡大できます)。
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by enikaita | 2012-12-15 01:53 | 西荻
リーディングフェスタ2012 戯曲に乾杯!
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日本劇作家協会のイベント「リーディングフェスタ2012 戯曲に乾杯!」のちらしをつくりました。
別役実さん監修によるコント研修課の発表に、新人戯曲賞候補作のリーディングと公開審査などです。宮沢章夫さんの『ヒネミの商人』のリーディングは、竹下景子さんやキムラ緑子さんなど、豪華キャスト陣がそろっています。

作成前のミーティングでは、「お祭り感を出してほしい」というご提案で、すぐさま思いついたのはちょうちん太鼓。でもどうやらそういうテイストは担当さんのお気に召さなかったらしい。考えあぐねていたところ、その担当さんから、「キャッチコピーが決まりました」との連絡が。

「書くのは休んで、今日は語ろう」

さすが言葉を司るマジシャンたちが集う天下の日本劇作家協会だけあって、簡潔でわかりやすく広がりがあるキャッチコピー。パパパっとイメージがふくらみまして、フキダシいっぱいの表紙になりました。お祭り感が出たかしら。

リーディングフェスタ2012
戯曲に乾杯!

12月8日(土)9日(日)
こちら
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by enikaita | 2012-11-20 00:20 | 舞台芸術
海を越えた演出家たち 演出家の仕事4
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こんな本ができました。『海を越えた演出家たち 演出家の仕事4』。日本演出者協会が発行するシリーズで、今回は演劇評論家の村井健さんが全面協力しています。ちょっと時間がかかってしまいましたが、ようやく形になりました。

近代演劇が日本で本格的に導入された時代を中心に、主に海外で修行して、日本に戻ってきた演劇人たちを紹介しています。川上音二郎を皮切りに、島村抱月、松居松葉、土方与志、小山内薫、千田是也、などですね。海外に渡って日本に戻らず、メキシコで活躍した佐野碩、戻れないままソ連で殺された杉本良吉も出てきます。
先人たちの試行錯誤の過程は、演劇人必読と思います。

表紙の写真は皆さんご存知(?)、築地小劇場のこけら落とし、洋行帰りの土方与志による成果の一つゲーリング『海戦』です。最近では、やなぎみわさんが『1924 海戦』という舞台で、この写真のシーンを劇中劇としてそのまま再現したのが記憶に新しいです。やなぎさんの舞台では、メイエルホリドのビオメハニカに基いた俳優さんの動きがとっても奇っ怪で、正直なじめないものでしたが、「当時はこんなことをやっていたのか!」と驚きました。たしかにこの写真、よくよく見れば、なんとも不自然ですものね。
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by enikaita | 2012-11-17 23:46 | 舞台芸術
シアターアーツ52 2012秋号できました
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表紙のデザイン・表紙写真の撮影・中のレイアウト・写真等々、いろいろやっている演劇批評雑誌「シアターアーツ」の最新号(52・2012秋)ができました。

今回の目玉は特集「公共劇場のあゆみ」。国立劇場演劇の芸術監督・宮田慶子さん、世田谷パブリックシアターの芸術監督・野村萬斎さん、静岡県舞台芸術センターの芸術総監督・宮城聰さん、それぞれ、開場15周年を迎えた公共劇場の芸術監督へのインタビューです。中のインタビュー写真はワタシが撮りました。

3人へのインタビューをチラ聞きしながら個人的には、宮城聰さんがおっしゃっていた「地域の文化的アイデンティティ」のお話を興味深く聞きました。それぞれの土地柄に根ざした産業や独特な食習慣が、観光資源としてもてはやされている昨今ですが、日本国内においては地域差なんてものは実はほとんどない、というようなお話。たしかに日本は、どこまで行っても田んぼばかりですものね。アーティストの役割、公共劇場の役割はそういうものを超越してつくっていくことなのだ、というようなお話だったかと思います。

掲載戯曲はマレビトの会『アンティゴネーへの旅の記録とその上演』。フェスティバル/トーキョーのプログラムとして、これから上演される作品ですから、観劇前にチェックされるのはいかがでしょう。

表紙の写真、今回もかわいいですよ〜。撮影は静岡県舞台芸術公園内にある楕円堂の前で行いました。当日はあいにくの雨でしたが、前号の撮影の時も雨だったんですよね。次号撮影の時はテルテル坊主を吊るす予定。

[第三次]シアターアーツ52 2012秋
http://theatrearts.activist.jp/
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by enikaita | 2012-11-01 23:15 | 舞台芸術


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