「日報」を名乗りながら、更新はときどき。
by enikaita
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志の輔らくごin ACT「中村仲蔵」
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立川志の輔師匠の人気公演、「志の輔らくご」のちらしをつくりました。
落語はあらかじめ演目を出さないのが通例のようですが、今回は、ちらしをご覧になればおわかりのように、どどーんと「中村仲蔵」です。

先日、小金井のホールで開催された「志の輔らくご」を拝見しました。その際に志の輔師匠がマクラでおっしゃっていた話からデザインのヒントを得ました。それはホールと寄席の違いについてのお話でした。

通常、落語は寄席で行われます。100人かそのくらいの客を相手に、演者は客席よりも高い位置(文字どおり「高座」です)にいて芸をする。いっぽう「志の輔らくご」は、ホールで行われます。ホールは場所によっては1000人以上を収容し(今回のACTホールもそうです)、客席は舞台よりもはるかにせり上がっている。そこで一人、語りのみによって場を成立させねばならぬ緊張感は、凄まじいものと思いますが、そこのところはひとまず置いといて、寄席とホールには、そういう根本的な違いがあるということは、ガッテンしていただけましたでしょうか。

チラシに演目を入れてください、というのには少々驚いたのですが、敢えてあらかじめ演目を知らせてしまう、ということにはおそらく、「寄席ではなくホールで行われる落語」への、志の輔師匠の特別な思い入れがあるのだなと感じました。

落語には長い年月を経て洗練されたいわゆる「寄席文字」というものがあります。でも今回は、寄席文字はあわないだろうなーと、漠然と思っていて、とはいえ、一般的に使用されているようなフォント(明朝やゴシック)にしたところで、いまひとつ特徴を捉えきれない。この際、寄席文字に代わる新しい書体……なんと命名したらいいかわからないのですが、ホール寄席文字、といいますか、志の輔らくご文字といいますか、寄席文字のようで寄席文字でない、すこし寄席文字っぽい書体……どこかの辣油のようになってしまいましたが……そういうのをこしらえてしまえ! というプランを思いついたわけです。

本来筆で書かれる寄席文字の、筆の感触をちょっとだけ大事にしながら、文字をおこしました。「村」の字の点のみが赤いのは、「中村仲蔵」の話の中に出てくる「朱鞘」のイメージです。

今回は、たゆまぬ努力と工夫で歌舞伎界をのぼりつめた中村仲蔵丈と、1000人の聴衆を相手に連日観客をわかし続ける立川志の輔師匠に、いい勉強をさせていただいたなあ、と思っております。
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# by enikaita | 2012-10-24 19:16 | 舞台芸術
安藤久蔵さん連続講演会第4回は満員御礼!
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7月から始まった「西荻のフォレスト・ガンプ、安藤久蔵さん連続講演会」明日で4回目となります。ブログでの大変告知が遅れましたが、実はすでに満員御礼となっており、募集を締めきっております。

前回9月は、大学を卒業した安藤さんが、いったん大手商社に就職するも、肌に合わず会社を辞め、召集されて中国大陸へ向かうところまでのお話でした。今回は日中戦争のころのお話を中心にうかがうことになります。
太平洋戦争ならともかく、日中戦争のことを語る人は、もうそんなにたくさんはいらっしゃらないと思います。なにぶん戦争の話ですから、今回はいろいろとシビアな内容になりそうです。どんな話でもたんたんと語る安藤さんの姿にいつも、明治人の気概を感じ、背筋の伸びる思いです。

先にお知らせしておくと、第5回の講演会は11月21日(水)。そちらは現在(10/16)、予約を受け付けております。上記チラシ画像をクリックして拡大し、メールまたはお電話でお早めにご予約くださいませ。
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# by enikaita | 2012-10-16 23:24 | 西荻
10月13日西荻「夕市」で西荻観光案内
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隔月第2土曜日開催、西荻の「夕市」(商店が連携して、遅め営業をし、それぞれ特典を用意、場所によっては縁日のようになるところもあり)の10月13日の特別企画で、「西荻観光案内」が催されます。案内人はなんとです。イラストを描いてくれたのは西荻在住のアーティスト、チャンキー松本さん。

参加を希望される方は上記掲載画像にあるメールアドレスまたは電話番号へご予約くださいね(クリックすると画像が大きくなります)。参加費は1500円です。先着順でのご案内です。

ただ観光ツアーだけではおもしろくないですから、参加店の協力を得ながら、途中でいろんなことが起こったりすると楽しいな、と思ってます。お楽しみに。

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「夕市」のもうひとつの特別企画は、「おみくじ」です。参加店3店舗からスタンプ(買う必要はないのです)をもらうと、おみくじを引くことができます。「大吉」のおみくじには、参加店舗からのさまざまな特典がついてきます!  各店舗、かなりの大盤振る舞いのようですので、ほんとに引かなきゃソンですよ!

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# by enikaita | 2012-09-24 21:56 | 西荻
アーノルド・ウェスカー連続上演
イギリスの劇作家アーノルド・ウェスカーの作品のうち、三部作の中のふたつ、『大麦入りのチキンスープ』『ぼくはエルサレムのことを話しているのだ』が、東京演劇アンサンブルによって連続上演されます。

どちらもタイトルがいいですよね。訳は木村光一さん。

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『大麦入りのチキンスープ』は、ユダヤ労働者とファシスト党が抗争するデモの一日(1936年10月)からはじまり、理想の生活を描きながら社会運動に身を投じる妻サラと、何事にも意欲を持つことができないまま時をやり過ごす夫ハリイを中心に、ユダヤ人のカーン一家の1956年までを描きます。

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『ぼくはエルサレムのことを話しているのだ』は『大麦〜』と絡みあうように構成された作品。こちらではカーン家の子供たちがクローズアップされます。田舎ぐらしに理想を見出した娘夫婦たち。

台本を読みました。数十年前のイギリスが舞台ですが、時代の閉塞感が震災後の日本とすごく似ているのでしょうね。グサグサとセリフが刺さってきました。ちゃんと上演を見たらば、もっといろいろな「今を生きぬくためのヒント」が得られそうです。

というわけで、チラシをつくらせてもらいました。
二つ折りになってて、裏表がそれぞれの作品のイメージ、開いた中面は共通情報です。イメージの参考にしたのは『ぼくはエルサレム〜』のほうで、娘夫婦が描いた理想の生活、つまりウイリアム・モリスの社会主義ユートピアです。劇団の人に教えてもらったのですが、「モリスの黄金律」というのがありまして、本の版面を、ノドを「1」とすると、天・小口・地の順番に1.2倍していくというもの。ノドをいちばん小さくするというのは、すごくゼイタクなレイアウトのような気がするんですが、ちらしでも採用しました。これからもこっそり参考にしよっと。

使用の英字フォントですが、その名も「Utopia」という名前のがあったので、それを全面的に採用しているのでした。

東京演劇アンサンブル
大麦入りのチキンスープ
ぼくはエルサレムのことを話しているのだ

9月6日〜17日 ブレヒトの芝居小屋
詳細はコチラ
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# by enikaita | 2012-09-04 12:13 | 舞台芸術
安藤久蔵さん講演会第三回開催のお知らせ
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現在も現役で珈琲豆店の卸「アロマフレッシュ」を経営されている安藤久蔵さん101歳の連続講演会、9月で3回目となります。第一回目は幼少期の話を中心に、2回目は大学山岳部での武勇伝などをききました。今回は慶應ボーイの安藤さんが「遊び場」にした銀座の話や、当時のカフェーの話などを聞けたらいいなーと思ってますが、どういう話が飛び出すかはまだわかりません。

申し込みをされる方は、チラシ画像にある電話番号またはメールアドレスまでご連絡ください。

なお、9月4日はNHKの番組「ゆうどきネットワーク」で、安藤さんのことが特集されるもよう。前回の本講演会の様子も取材に来ていました。こちらもご覧ください。

テレビ放映後は混雑必至なので、ご予約はお早めに〜。
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# by enikaita | 2012-09-03 11:47 | 西荻
「西荻丼・大盛」展、開催中!!
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お知らせが遅れましたが、9月1日〜14日まで、西荻北のクワランカ・カフェにて、「西荻丼・大盛」展を開催中です。
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2004年の創刊から年に4回、2012年7月までで33号を発行した西荻のタウンペーパー「西荻丼」。これまで4人の編集長を経て、西荻を愛する人々により現在も運営中です。そんな西荻丼の全てを網羅……できているのかどうか、わかりませんが、カフェのオーナーさんにお声がけをいただき、開催のはこびとなりました。これまで発行した全号を見開きで貼りこんだダンボール製特大「西荻丼大全集」(全8巻)をメインに、在庫バックナンバーのお持ち帰りコーナーもあります。

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記事で使用したイラストの原画も展示していますよ。こちらは18号「西荻の西へ〜Go West!多摩湖自転車道を行く」という記事で使用したものです(時川真一さん画)。実は内容が西荻とは全然関係ない(!)のですが、どうしても自転車ででかけたかったんですね。私にとっても思い出深いイラストです。
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入って正面の柱に並んでいるのは、ご来場者特典の「ニシオギブンゲイしおり」。短歌のコーナー「ニシオギブンゲイ」の作品や、歌人の未発表作が添えられたしおりです。ご自由にお持ち帰りください。ピアノの上には歴代編集長からのお手紙。その横は30号で使用したデコポン(平和通りの地域猫)のイラスト原画です(竹内なおこさん画)。

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ニシオギブンゲイしおりがやけに大きいサイズなのは、裏側に来場記念スタンプが押せるようになっているからなのです! こちらのスタンプ、今回の展示に合わせて特別につくりました!! (製作=服部奈々子さん)

ほか、伝説の4コママンガ「4コマレシピ」の原画に、「西荻のフォレスト・ガンプ 安藤久蔵さん99歳 漁師篇」のときに掲載した原画も展示(いずれも時川さん画)。
西荻丼初代編集長の北尾トロさんが発行している季刊レポ、二代目編集長の大宮冬洋さんが執筆した本を閲覧できるコーナーもあります。
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「旧府道」の愛称を「乙女ロード」と決定してしまうきっかけとなった29号の「西荻女子のお楽しみ」特集で登場「サラリーマン土偶」(モリタさん作)、最新号「西荻ヘアカタログ」で取り上げた西荻在住のチャンキー松本さんからは、「けもじ写真『にしおぎ』」を提供していただきました。

「西荻丼・大盛」展
、このように盛りだくさんの「大盛」で、みなさんをお待ちしております!!!
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# by enikaita | 2012-09-02 15:45 | 西荻
[第三次]シアターアーツ51 2012夏 表紙写真
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今回から表紙がプチリニューアルした、演劇評論誌「[第三次]シアターアーツ」51号の表紙写真。
これまでも各地の劇場の外観等を表紙にしてきましたが、今号からはモデルさん登場と相成りました。撮影場所はKAAT神奈川芸術劇場の屋上にあるアトリエガーデン。稽古場から見える庭に舞台のような板張り空間があるすてきな場所です。なにかイベントとか公演とかやることがあるのかなー。

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撮影は4月下旬でした。あいにくの雨予想だったので、長靴と傘を持ってきていただきました。
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こちらは表紙候補で最後まで残った1枚。だんだんリラックスしてもらえてよかったです。

次号分の撮影はすでに終了。こちらもお楽しみに。

[第三次]シアターアーツ
http://theatrearts.activist.jp/
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# by enikaita | 2012-07-24 23:21 | カメラ・写真
磐越東線・大越にある今和次郎建築など(南東北の旅その5)
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南東北の旅のつづき(前回はココ)です。郡山からローカル線の磐越東線に乗り換え、向かった先は田村市大越(おおごえ)。殺風景な大越の駅前には、ドア開けっ放しのタクシーが二台、佇んでいました。
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とぼとぼと歩いておりましたら、ちょうど12時。防災無線のチャイムが教えてくれました。時報チャイムはなぜか、「すみれの花咲く頃」。宝塚のあの曲です。
さて、それが鳴り終わるころ、この駅での目的地が前方に見えてきましたよ。
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大越娯樂場。日本の民家の研究、そして考現学で有名な今和次郎が設計した建造物です。
新橋のギャラリーでやってた「今和次郎採集講義」展これです)で、この建物のことを知り、そのうち見に行きたいなーと思ってたんです。こういうことがなければ、磐越東線なんてまず乗ることはないし。「大越」で降りることもなかったでしょう。建物はしっかり保存されていて、しかも現状でちゃんと使われているようです。小さな町の誇りですね。

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というわけで、大越娯楽場のディティールをじっくり見学したあとは、町散歩。ゴールデンウィークだったこともあるけど、おそらくそれだけが理由じゃなく、ほとんど閉まってました。地域住民のみなさんは、普段の買い物をどこかにある大きなスーパーでするんでしょうね。こちらの左官屋さん、もう営業をやめているとおもうのですが、看板のところはしっかり左官の技術で丁寧にこしらえられていてフォトジェニックです。ちょっと開いたシャッターの奥には壁?? さすが今和次郎建築のある町だけに、赤瀬川原平の「トマソン」を彷彿させます。もしかしたらお店を閉めるときに、「最後の仕事」として左官屋のおじさんが、自分の店の入口を壁で埋めたのかもしれません。

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こちらは住居一体型パチンコ店。なんだか立派です。

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山の上に鳥居が見えたら、とりあえず登ってみるのが私の旅のルールです。上には村の鎮守がありました。
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山の上から大越の町を一望。遠くに石灰石の採石場が見えました。
5月に行った旅ですが、もうちょっとダラダラ続きますよ。
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# by enikaita | 2012-07-22 00:26 | 旅行
劇作家協会公開講座「SHINSAI Theaters for Japan in Tokyo」
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日本劇作家協会、2012年夏の公開講座のチラシをつくりました。
8月4日(土)は横内謙介さん、長谷基弘さんによる実際の舞台を使ったワークショップ「劇場でワークショップを」。
8月5日(日)は短編戯曲のリーディング上演「SHINSAI Theaters for Japan in Tokyo」。東日本大震災に触発された日米の演劇人が集い、今年の3月11日にアメリカでリーディング上演をしました。その日本公演です。参加作家は鴻上尚史さん、平田オリザさん、坂手洋二さんなどをはじめとした、日本を代表する劇作家のほか、『動物園物語』のエドワード・オールビー、『エンジェルス・イン・アメリカ』のトニー・クシュナーなども名前を連ねています。一回こっきりの公演なので、注目ですよ。(日本語上演)

チラシには空の写真を散りばめました。
ちょっと安易かもしれませんが、「空は世界をつないでいる」というイメージです。
ニューヨークも東京も三陸も福島も、空は同じですからね。

詳細は日本劇作家協会のHPへ。
http://www.jpwa.org/

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# by enikaita | 2012-07-17 00:38 | 舞台芸術
悪シキ同胞ト共ニ悪人トナレ
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オイリュトミー・パフォーマンス『悪シキ同胞ト共ニ悪人トナレ』のチラシをつくりました。定方まことさんと鯨井謙太郒さんのオイリュトミー・ユニット「コルヴス」の東京公演。今回のチラシはどどーんと、二人の顔がメインです。
お二人ともパリッとした顔立ちですから、インパクトのある感じになりました。
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裏面は混沌としてます。

この人たち、ステージ上で死ぬんじゃなかろうか」と思うほどのギリギリ限界ダンスで、いつも度肝をぬかれます。小規模のダンス公演なら、少なくとも土日で2回というのがよくあるパターンですが、今回はまるで能のように一回こっきりの公演。かなり気合はいってるんじゃないかなあ。楽しみです。


コルヴス・オイリュトミー・パフォーマンス
『悪シキ同胞ト共ニ悪人トナレ』

2012年7月22日(日)20時開演
中野テルプシコール http://www.studioterpsichore.com
構成・演出・出演 CORVUS(鯨井謙太郒+定方まこと)
照明デザイン 丸山武彦
宣伝美術  奥秋圭

http://corvus-eurythmie.blogspot.jp/
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# by enikaita | 2012-07-16 01:01 | 舞台芸術


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