「日報」を名乗りながら、更新はときどき。
by enikaita
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Petri Half/ペトリハーフ
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西荻にある伝説のリサイクルショップ「ジェット」で購入した、伝説のカメラ・ペトリハーフ。いったい何が「伝説」なのか。
まず「ジェット」のほうなんだけど、夜21時からの宵っ張り営業。毎日通勤通学で店の前を歩いてるという人も、けっこうその存在を知らない人が多い。圧巻の店内は、モノ雪崩を起こしそうなすさまじい物量である。西荻の隠れた名所だ。
次に「ペトリハーフ」。レンズの周辺にあるレバー……トリガーと言った方がいいかもしれない……でフィルムが巻き上げられるという、マニアックな機構を備えている。巻き上げが素早くできるのがウリらしい。もちろんその名の通り、オリンパス・ペンのようなハーフサイズカメラ。トリガーの機構がおもしろいことと、完全機械式だから壊れるかもしれない部分が少ないということで購入。あとで知ったんだけど、安値が定番のペトリ(栗林製作所)製カメラにあって、ペトリハーフはその機構のユニークさからか、わりと高値で取引されているのだそうだ。

家に帰って蛍光灯でチェックしてみたら、レンズが強烈に曇っている。まあいっか。とりあえず、12枚撮りフィルムを詰めて試写してみた(このフィルムで24枚撮れるんですよ)。……ピーカン晴れだったはずなのに、写ってた世界はモヤモヤと濃霧の中。ソフトフォーカスだとあきらめることもできたんだけど、やっぱりねえ……と、ネット検索したら、見つけました、ペトリを扱うカメラの修理屋さん(UCS)。元ペトリ社員の人が修理を担当しているらしい。レンズはきれいになるんだろうか。さっそく堀切菖蒲園にあるこの会社を訪ねてみた。杖をついた初老の男性がどうやらペトリの担当者らしい。眼光鋭い眼でレンズを覗き込み、「これは完全には直らんかもわからんね」といいながらも、「動きはいいね」と、ジーコジーコとトリガーを巻き上げ、シャッターを押す動作には、得体の知れない迫力があった。

で数日後、直ったとの連絡を受け、再度堀切菖蒲園へ。今日は男性の姿は見えず。戻ってきたペトリハーフに今度はポジフィルムを詰めてみる。バシバシとどうでもいいものを撮る。巻き上げが小気味いいから、撮影が楽しい。できあがった写真も前回みたいな濃霧ではなく、ちゃんと晴れてる。それにしても、トリガーに掛けた指が、ときどき不用意に写り込んじゃってるのがマヌケであった。
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by enikaita | 2008-08-22 22:33 | カメラ・写真
おひゃり、おひゃ〜り、ひゅるいや〜♪
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ひぶや〜、ひぶる、ひひょ〜るぅり〜、ひひょ〜う……♪

ついにトチ狂ったか、とお思いの方すいません、私はまだ元気です。
この江戸川乱歩のつくった暗号みたいなやつ、いったいなんなのか。能楽師が稽古の時に笛の音を模して口でこのように唱うわけです。日常の稽古でわざわざ笛や鼓の人を呼ぶわけにはいきませんから。もちろんテキトーに言ってるのではなく、ちゃんと曲にあわせてこの「おひゃ〜」も決まっています。だから一人で稽古する場合もまずこの「おひゃ〜」を覚えないと話にならない。

でなんでいきなり能の話なのかというと、私がここ数日この「おひゃ〜」を聞いているからなのです。国際演劇協会が主催する伝統芸能ワークショップの取材というか見学というか、まあ本文に関係ないので説明は省きますが、そういうことをしているのです。

で10日間、プロの能楽師が素人に、能をみっちり教えるワケなんだけど、基本となるカマエの姿勢の特殊性とか、「今の『おひゃ〜』じゃなくて、こっちの『おひゃ〜』だよ」とか、なかなか素人には難しいもんです。参加者には外国人もいて、「能の動きはブドーとも関係あるのですか?」とか、いかにも外国人という感じのベタな質問にも真面目に答える能楽師の皆さんには頭が下がります。

私は数日前からこの「おひゃ〜」と地謡が耳にこびりついてしまい、目を閉じると能面が浮かびあがってきてしまって困っています。気づいたら能面の顔マネを練習していました。あぶないあぶない。

写真は体験として能装束を身につけている、ワークショップ参加者の某コンテンポラリーダンサーさん。
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by enikaita | 2008-08-20 00:01 | 舞台芸術
ブロッケン
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風が強くて、夜中じゅうバタバタとテントをたたかれる。もしかしたら外で誰かが、このテントをバタバタとたたいているんじゃないか。でももちろん誰もいない。ホントに誰かがバタバタやってたらそっちの方がよっぽどこわい。

で、翌朝。夜中じゅう吹き続けた風は、まだ止まない。その風をふわりと利用して、うまいことテントをたたむことができた。さんざん眠りをじゃましたやつが、今度はテント撤収の手伝い。ザックを背負い、ガスに覆われた蝶ヶ岳の稜線を歩き出す。東側がとても明るくなり、槍穂が見えるはずの側には、うごめくガスの中にくっきりと蝶ヶ岳の稜線が浮かびあがった。稜線の影にちょこんと、虹色のオーラを身にまとった人影がみえる。稜線をあるく私自身。いわゆるブロッケン現象だ。

太陽とガスと、見る人の網膜がつくる不思議な影。もしたくさんの人が同時に見たとしても、見てる本人の影にだけしか、虹のオーラは現れない。昔の行者が山でカミサマ・ホトケサマと遭遇したという伝説の類も、そのいくつかはブロッケン現象だったに違いない。人跡未踏の高山で、神が自身の中に宿る、あるいは神とともにあることを想い、中には自分こそが神であると勘違いした人もいたんじゃなかろうか。
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by enikaita | 2008-08-17 23:39 |
〓(ゲタ)
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最近、「履きやすい靴」とか「疲れない靴」とかにすごく関心があって、「アナタの頭がボーッとしている理由は、左右の足の長さがビミョーに違うせいだ」とか、「ものぐさなのは靴のバランスが悪いからですね」などとカウンセリングを受け、すべてを足に責任転嫁してみたいものだが、そういうオーダー靴って、たいがいベラボウに値段が高い。

だからこのさい、「履きにくい靴」とか「疲れる靴」で、足を鍛えるという方向も模索してみる。そこで有名古武術家の甲野さん推薦の一本歯ゲタを吉祥寺の某履物店で発見。う〜、一度履いてみたいっ!
6500円也。甲野さんのように毎日履くぞ、という心意気がなければなかなか買えないけど、気持ちさえ固まれば簡単に買えてしまうという、絶妙な値段設定。現在、いったい何人の人がこれを活用し、あるいは死蔵しているのだろうか。結局私は死蔵しそうな気がしたので、買ってません。
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by enikaita | 2008-08-07 22:03 | コラム
西荻丼17号出来!
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1年半くらい前から関わっている、西荻のフリーペーパー「西荻丼」。このなかで「遅野丼(おそのどんぶり)」というコーナーを担当していたんだけれど、今号からなんと、私が編集長になりました!

今回の特集は「西荻の朝を楽しむ!」。西荻の名店「こけし屋」の朝市、商店街のあさ市、名古屋式モーニングの喫茶店「マンモス」の、迫力満点モーニング・セットまで、〈昼まで眠る街〉西荻の、誰も知らない朝を紹介してます。
第二記事は転じて「夜の西荻」。21時から営業のリサイクルショップ、真夜中に開店する古本屋、深夜営業の喫茶店などなど。
朝と夜、都会にすむ人たちの「棲み分け」が概観できるような、アカデミックな号に仕上がっております。

読んでみたい!という人は、西荻のいろいろなお店においてありますので、ぜひお手にとってみてくださいませ。
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by enikaita | 2008-08-01 12:33 | 出来事


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