「日報」を名乗りながら、更新はときどき。
by enikaita
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カテゴリ:舞台芸術( 101 )
第9回杉並演劇祭 開催ちゅう
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ご報告が遅れましたが、31日まで開催中の第9回杉並演劇祭のポスターと総合パンフレットをつくりました。

フェスティバル・ロゴはこれまで使われていたものをそのまま使用しています。あとはイキオイがほしいよなあと思いまして、後ろに元祖天才バカボン風のピカピカを入れこみました。ロゴの周りのまわってるのは山椒魚

杉並といえばやっぱり西荻。西荻といえばピンクの象だよなあ……と思って、最初はピンクの象にまわってもらおうと考えたのですが、それではあまりに地元びいきが過ぎるので(笑)、ちょっと考えなおしました。
杉並の文豪といえば清水町(四面道のあたり?)に住んでた井伏鱒二。というわけで山椒魚は、井伏センセイの代表作『山椒魚』からの連想です。なにぶんあわただしくつくったので、ちょっと強引なアイデアになってしまいました。……でも、杉並名物キャラのなみすけって山椒魚じゃないのかなあ?

そういや西荻のコーヒー豆屋、101歳の安藤久蔵さん、学生時代に井伏鱒二先生の家で天丼をごちそうになったことがあるんだそうです。井伏邸を訪れたときに庭木の手入れをしていたのが、安藤さんの一歳年上にあたる太宰治で、その後太宰とは、何度もカフェに行ったり、酒を飲んだりしたんだそうですよ。

話をもとに戻しましょう。
総合パンフレットには「杉並区劇場MAP」をつけました。なにぶん突貫工事だったので、杉並演劇祭参加の公演がない劇場を入れられなかったのが個人的には心残りですが、南阿佐ヶ谷あたりにいくつも小さな劇場があるのを知ることができたのは収穫でした。
まあ、寺山修司の市街劇『ノック』も、阿佐ヶ谷一帯で上演されたわけですし、建築としての劇場だけが劇場じゃない。いたるところどこでも劇場になるのだ!……というスタンスで本来はつくりたかったのですが、そういう地図をつくるには数年かかりますな(笑)。なので今回は時間切れ。

中央線の駅構内に貼ることになってたらしいんですけど、どこかに貼られたのかなあ。まだ見てないんですよ。
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by enikaita | 2012-03-28 22:45 | 舞台芸術
シアターアーツ50号表紙写真は「ブレヒトの芝居小屋」
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[第三次]シアターアーツ50号の表紙写真は西武新宿線・武蔵関にあるブレヒトの芝居小屋です。ここは東京演劇アンサンブルという劇団のアジト……もとい、拠点となっている劇場です。東京演劇アンサンブルは、俳優座養成所の三期生が組織していたチェーホフ研究会が発祥となっているそうです。私も最近二度ほど公演チラシとパンフレットをつくらせてもらってお世話になりました。

この芝居小屋、実はもともとは映画スタジオだったんですけど、劇団の人たちが改造して、79年に劇場としてオープンしたのだそうです。どことなく廃墟のような、あるいはアジトのような(失礼!)佇まいですけど、人の手がかかって、大事に使われてるというのがよくわかります。ステキな劇場だから、いろんな人に知ってほしいのですが、日本の現代演劇というのは、やる側も見る側もタコツボみたいなもので、自分が足を運ぶ範囲の外にあるものについては意外と知らない方が多いので、今回表紙で紹介することにしました。

これはついでの話なんですが、私が上京して最初に外国人が演出した芝居を見たのは、この場所でした。ヨーゼフ・サイラーという人が演出したハイナー・ミュラーの“問題作”『ハムレットマシーン』。客席のないがらんどうの空間に放り込まれ開演、黒い服を着た役者さんたちがぞろぞろ登場、それぞれ勝手に、例のわけわからんせりふ(「ブタのペストォ!」みたいなやつです)をがなりまくってました。お客さんは移動自由。挑発的な舞台だったので、若かった私はついつい「こういうのはひとまず乗っておこう」と、まんまと挑発されまして、上演中に役者さんに触ったり、手をたたいたり、通り道を通れなくしたりなどして遊んでいました(笑)。あとから聞いたうわさ話ですが、やっぱり私のような客が続出して、演出のサイラーがやりすぎる観客にダメ出しをしたことがあったらしいです。……まあともかく、『ハムレット』を読む前にこれを先に観たのは、いろんな意味で失敗でしたね(笑)。でも、だいぶ昔のことなのによく覚えてますから、やはりインパクトがあったのでしょう。

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こちら、芝居小屋の裏側です。中央が事務所とロビー棟、右が劇場、左はアパートみたいな感じなのですが、映画関連の事務所がいまもあるみたいですね。中庭の空間には洗濯物を干す紐が張られていて、晴れた日には洗った舞台衣裳とかがはためくのでしょうか。劇団ってのは「コミューン」なんだよな、というのを感じさせる空間です。

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こちらは正面の方から見た状態。以前このブログでも紹介しましたが(こちら)、このペンキ看板は、劇団の方の手書きです。この日にやってた『荷』という公演は、私がチラシをつくったもの(こちら)なので、劇団の方がそれをじっくりながめながら、この看板にしたのかと思うと、うれしい半面、気づかなかったアラが見つけられちゃうんじゃないかと怖くもありました。
なんでもその昔、劇団員のなかに映画の看板描きの仕事をされていた方がいたそうで、みんなでその人の技術を学び、それが今に伝わっているのだとのこと。

ちなみに表紙に採用されたトップの写真にうつっている人影、実はお客さんではなく、そこらで忙しく働いていた劇団の方を呼び止めて、「お客さんのふりをして歩いて下さい」と、お願いし、写りこんでもらったんです。ご協力ありがとうございました〜。
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by enikaita | 2012-03-27 00:22 | 舞台芸術
[第三次]シアターアーツ創刊50号!
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季刊発行の演劇評論雑誌シアターアーツが、今回でついに創刊50号
思えば最初にN編集長にお声がけいただいたのが2004年夏の19号、それからずっと表紙と中身のデザイン・レイアウトをやっていて(ごくたまに原稿も書いたり)、ここ2年の「[第三次]」になってからは、表紙の写真までも担当(47号は除く)。演劇界でもっともおカタい雑誌と言われていますが、すこしでも読みやすい版面(はんづら)になるよう、じわりじわりと進化させてきたつもりです。

今号は、とんでもないことが起こった2011年を、舞台芸術を通して振り返るという特集号。例年どおり、評論家の投票による「ベスト舞台・ベストアーティスト」を掲載しています。が、今年はちょっと勝手が違いますね。震災前と後とでは、舞台の見かたががらっと変わってしまいましたから。恒例の年間総括座談会でも、たんに昨年の舞台を振り返るだけでは、あまり意味がないだろうということで、震災と原発事故をキーにして、議論が進んでいます。

ちなみに私が昨年、震災後に見た演劇の中で印象に残っているのは、松尾スズキが演出したテネシー・ウィリアムズの『欲望という名の電車』です。
実際は破綻しているのにその場を取り繕い、ウソをうわぬりすることで、自分でもそれが本当のことのように思いこんでしまう、とってもあつかいにくい女ブランチのことを、「こりゃ原発だよ!」とおもったわけなんです。まあブランチ=原発というのは、私の勝手な見立てで、松尾スズキさんがそれを意図したわけではないのでしょうが、まさか天下の名作『欲望という名の電車』を、原発で読み解こうとする日が来ることになるとは……。

ただお湯をわかすだけのために、処理に何万年もかかる放射性廃棄物を蓄積し、その問題は棚にあげて「安全・安心・エコ」を唱えつづけていた原発さんには、スタンリーのせりふ「こうなることは、はじめからわかってたんだ!」をあびせかけたいところです。おかげでスタンリーという人物の捉え方がだいぶ変わりました。……とは言え、『欲望〜』のスタンリーがトンデモ野郎だということに変わりはないわけですが……。でもブランチをめぐる状況というのは、原発をめぐるいろいろな状況に対しても、ときに示唆的なんじゃないかと思った次第です。
……おっと話がだいぶそれました。

表紙写真の劇場は、西武新宿線・武蔵関駅にある「ブレヒトの芝居小屋」。老舗劇団・東京演劇アンサンブルの劇場です。もともとはどーんと広い映画スタジオで、それを劇団の人が30数年前に改造したのだそうです。最近そこらじゅうにあるモダーンな公共劇場が持つ、どこか冷たい感じとは一線を画した、なにかが起こりそうな予感のするステキな劇場です。次回は表紙ボツ写真公開です。

[第三次]シアターアーツ
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by enikaita | 2012-03-24 23:59 | 舞台芸術
最近つくったもの2012年1〜2月
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まめに更新すればいいものを、ついついさぼってしまっています。ここ最近作ったチラシを一気にご紹介。まずはテラ・アーツ・ファクトリー『最後の炎』。数年ずっと作らせてもらってますが、いつも幅185ミリの変形A4サイズです。演劇のチラシって、A4サイズが暗黙の標準になってるんですけど、個人的にはちょっとやぼったいカンジがするんですよね、A4って。この大きさ、もっと流行らないかなあ。
写真は演出家の林さんがドイツのニュルンベルク博物館に行った時のスナップで、それをザクザクと加工しました。

公演情報
テラ・アーツ・ファクトリー『最後の炎』


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いつも作っている世田谷パブリックシアターの劇評レクチャー「舞台芸術のクリティック」です。デザインはずっと同じで、色のパターンを変えてます。今回は春なので(?)濃ピンク。

開催情報
世田谷パブリックシアター「舞台芸術のクリティック」


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オイリュトミーユニット・コルヴスのお二人が、仙台で公演『時代の未明から来たるべきものへ』を上演するので、それの仮チラシ。西荻のハンサム食堂(完全に余談ですが、仙台の方がいらっしゃるそうで、今なら復興支援チャリティもあって東北の酒が安いのです!)で相談しているうちに、だんだん盛り上がっちゃって、仮チラシどころかプレミアムチラシに。B4サイズのトレーシングペーパーに印刷しました。これはデータなので、素材感が全然出てないのが残念。真ん中の曼荼羅みたいなのはTOJUさんという美術家さんの作品に某有名建築物の航空写真を重ねあわせたものです。

公演情報
コルヴス『時代の未明から来たるべきものへ』仙台公演


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最後にもう一つ、雷ストレンジャーズという劇団のシラー作『たくらみと恋』。演出の小山さんは、私の暗黒時代(笑)をちょっとだけ知る人物。昨年ちらしをつくった『ITI世界の秀作短編研究シリーズ・ドイツ編』の公演の時に、ハイナー・ミュラー作品を上演していらっしゃって、約10年ぶりくらいにお会いし、ちらしをつくることになりました。阿部剛史さんが書いた絵に文字を載せました。

公演情報
雷ストレンジャーズ『たくらみと恋』

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by enikaita | 2012-02-26 01:03 | 舞台芸術
日本劇作家協会「戯曲セミナー」
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日本劇作家協会が毎年開催している「戯曲セミナー」のチラシを作りました。
別役実さんなど、日本を代表する劇作家が直に教鞭をとるセミナーですから、ほんとに貴重な機会ですよ、これは!

というわけで時はさかのぼって昨年の暮れのこと。このチラシを製作するためのうちあわせで、御茶ノ水駅前の喫茶店に関係者が集いました。そこで拝見したのが昨年度版のチラシ。原稿用紙がモチーフだったんです。ついこないだ作った日本劇作家協会のイベント「戯曲に乾杯!」のチラシで原稿用紙ネタは使ってしまったので、今回は封印。
そこでおそるおそる、打ち合わせにいらしていた横内謙介さんと鈴木聡さんにお訊ねしたんですわ。

原稿用紙で書いてらっしゃる劇作家っていらっしゃるんですか?」。これには二人とも即答しました。「いまどきいないって!」。二人の大物劇作家に言われひと安心、原稿用紙に替わり、キーボードとモニターを堂々とチラシのモチーフにしたわけなんです。といってもいきなり最新の液晶モニターではアレですから、ひとまずブラウン管風にしてみました。……でも、原稿用紙にきっちり書いてる人、探したらいるかもしれませんね。少なくとも大学ノートに戯曲を書く人はたくさんいそうです。

できあがった後で、ビジュアル的にテレビシナリオのセミナーと誤解されるんじゃなかろうかとも思いましたが、そういう人が行ってもいいんじゃないかなあ。とにかくかなりすごいセミナーですから、内心本気で劇作家をめざしている人は行ってみるといいと思いますよ。

セミナー情報こちら↓
日本劇作家協会「戯曲セミナー」

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by enikaita | 2012-02-16 23:59 | 舞台芸術
『荷(チム)』東京演劇アンサンブル公演
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武蔵関にある東京演劇アンサンブルが、韓国の鄭福根(チョン・ボックン)さんの『荷』(「チム」と読みます)を上演することになり、チラシをつくらせてもらいました。

終戦直後、朝鮮人をたくさん乗せて青森から釜山へ向かう帰還船の浮島丸が、舞鶴沖で謎の爆発をし沈没した事故(事件?)をもとにした、現代まで日韓両国に横たわる「荷」についての物語です。

イラストとタイトル文字は沢野ひとしさん。「山の本」の表紙の人だ、わーい! と、うきうきしながら原稿をおあずかりしました。船が爆発して、人がぷかぷか浮いてるというイラストなので、あまり「うきうき」という感じではないんですけどね。「荷物」に関するお話なので、行李のパターンをイラストの背景にしてみました。

スタッフ陣もゴージャス。演出は燐光群の坂手洋二さん。意外や、東京演劇アンサンブルでは、外部から演出家を招くのは初めてだとか。音楽は、最近ではスペシャルドラマ『とんび』の音楽を担当した大友良英さん、衣裳の緒方規矩子さんと美術の加藤ちかさんは、演劇界のトップランナーです。振付は、ダンスカンパニー「ニブロール」の矢内原美邦さん。宣伝美術は沢野ひとしさん。そしてその豪華ラインナップの中になぜかオレの名前も。……いや〜恐縮です。

こちらの芝居、日韓演劇フェスティバル参加作品です。日韓演劇フェスティバルは昨日(17日)開幕しました! メイン会場のあうるすぽっとでの3作品はこれから順次上演。そちらとならんで、武蔵関のブレヒトの芝居小屋で上演される『荷』もぜひ足をお運びください。

東京演劇アンサンブル
『荷』
2月24日(金)〜3月4日(日)
会場:ブレヒトの芝居小屋

公演の詳細はこちら

日韓演劇フェスティバル総合情報はこちら
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by enikaita | 2012-01-18 13:27 | 舞台芸術
[第三次]シアターアーツ49(2011冬)表紙の写真
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毎度演劇批評誌「シアターアーツ」発行のたびにアップしている表紙ボツ写真集。毎号、劇場の写真を撮影させてもらってます。
今回の劇場は与野本町にある彩の国さいたま芸術劇場。蜷川幸雄のシェイクスピアシリーズやゴールドシアターのほか、ヤン・ファーブルはじめとするすごいアーティストを海外から招聘して、日本に紹介している注目の劇場です。
撮影した日はちょうどジェローム・ベルのダンス(?)作品を上演していました。こちらの舞台も近年稀な評価の分かれ方で、Twitter上で絶賛する人あれば、「吐き気がした」という人もいらっしゃって、終演後3日間くらいはそれを読んで楽しませてもらいましたね。

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これは観劇前にちょっと周辺をウロウロしながら撮りました。光の感じとか、ちょうどいい時間帯だったんですね。
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表紙で使った写真のタテバージョン。こちらは公演終了後。ふだん、劇場に行くのは芝居を見るのが目的だから、建物をあんまり観察しないんだけど、あらためて見てみると、公共の劇場はどこもかなりゼイタクなつくりですね。下にも空間があって、そこでときどきライブとかやってるんですよ。
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by enikaita | 2012-01-14 00:49 | 舞台芸術
[第三次]シアターアーツ49(2011冬)
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季刊発行の演劇評論誌「[第三次]シアターアーツ」の49号(2011冬)が、昨年末に出ています。
今号の特集は「ポストドラマ演劇〈以後〉」。12年ほど前にドイツの演劇学者のハンス=ティース・レーマンさんが提唱した、というか言葉を作った「ポストドラマ演劇」について、最近はどうなってるのよということを、本人の論もまじえて検証した特集です。

ちょっと専門的なのでそれはさておきまして、今回の注目は美術家のやなぎみわさんが手がけた『1924』シリーズの既発表作2本(『1924Tokyo-Berlin』、『1924海戦』)一挙掲載です。やなぎさんといえば、若き女性が自らの半世紀後を演じた写真作品「マイ・グランドマザーズ」シリーズがめちゃめちゃ有名ですが、最近はさらに演劇的なアプローチをを深め、池袋駅前の公園で『カフェ・ロッテンマイヤー(『アルプスの少女ハイジ』に出てくる感じのあまりよくない年増メイドに扮した人が給仕をするカフェ。ときどき演劇を上演)をプロデュース。演劇界でも注目されています。
そして『1924海戦』ではついに劇場進出。この作品は、1920年代・日本の演劇運動を牽引した土方与志らをフィーチャーしたものです。こうした演劇史的な検証をふまえたような舞台が、なぜかこれまで演劇界ではあまりなされなかったのですが(近親者や直接の師弟関係がある人など、彼らと距離が近すぎるからかもしれません。あるいはどうせ見ることができない昔の演劇には演劇人の興味が向かないのかも)、美術の世界から果敢に飛び込んできたやなぎさんの舞台は、平沢計七の死に際しTwitterのタイムラインが埋まり、小山内薫がSkypeをあやつるなど、びっくりのディティールもありました。当時の表現主義の舞台を、80年前の築地小劇場『海戦』の舞台写真から再現したのにも驚きました。
やなぎさんのインタビューも併載。ちなみに続編を4月に京都でやるみたいですよ。

ほかには別役実さんと野田秀樹さんの対談「大震災と演劇」。二人の劇作家が震災後、どのようなことを考えていたのか、とても興味深い記事ですよ。

今回の表紙写真は「彩の国さいたま芸術劇場」。公演終了後、ダッシュで劇場を飛び出して、お客さんが出てくるところを撮影しました。

シアターアーツは、紀伊國屋みたいな大きな本屋さんでなら取り扱ってますので、手にとってみてくださいませ。
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by enikaita | 2012-01-11 02:08 | 舞台芸術
庭劇団ペニノ『誰も知らない貴方の部屋』
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奇想天外なアイデアでビックリさせてくれる注目の劇団、庭劇団ペニノの新作公演、『誰も知らない貴方の部屋』のチラシをつくりました。今回は、演出のタニノクロウさんが描いた元絵をもらい、私はそこに文字を配置しただけなんですけどね。

それだけじゃあ、わたし的に作業が少な過ぎでおもしろくないので、作品ロゴつくってみました。今回の作品の会場である「はこぶね」という劇場は、言い換えれば「都内某所」、とあるマンションの一室だそうです。どうやら、そういう場所で行われる「部屋」に関する舞台ということのようなので、部屋に関するものを文字の中に入れ込んでみました。
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四畳半に天袋、蛇口にドアノブなどが、隠れキャラとして組み込まれてます。まあ、見ればすぐわかりますよね。……でも、「誰」の字のへんの四畳半部分の上の2本の線が実は、側面から見た「和式トイレ」になっているというのは、まだ気づかれてないかもw
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公演情報↓
庭劇団ペニノ
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by enikaita | 2011-12-28 01:20 | 舞台芸術
第2回日韓演劇フェスティバル
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今回で2回目となる「日韓演劇フェスティバル」の東京版総合チラシをつくらせていただきました。
“日韓演劇フェスティバル”のハングル表記をデザイン化したものを地模様に、手書きのロゴを載せ、下には波。どうも「日韓」となると、硬調になりすぎちゃうことがままあるので、手書きのロゴでやわらかくしてみた次第です。

波のイメージは、最近ハマっている韓国演歌を聴いてる時に思いつきました。「海が〜ふたりぃ〜を〜、引き〜はーなぁすぅ〜♪」(『カスマプゲ』)はじめ、『釜山港へ帰れ』など、韓国演歌には「別れ」がつきものなんですけど、その舞台の多くがだったりして。なんでかなと思ったんですけど、ビビビッと来ました。恋人を乗せた船が海をわたって行く先は、どう考えても日本なんですよ。『釜山港へ帰れ』が、原曲では日本に行ったまま帰って来ない兄弟のことを歌った曲だというのは有名な話ですね。

これは完全な余談ですが、「別れ」の歌が多いのは、いわゆる分断国家であることと関係があるように思います。そしてこの悲劇を直接的なテーマとしては歌えないがゆえに、海を隔てた日本にそのイメージを仮託してるんではないでしょうか。

……本題に戻りまして、日韓両国を引き離す海は同時に、両国を力強く結びつける象徴的な存在でもあるわけです。というわけでこのチラシの波は、両国のあいだに横たわる対馬海峡の荒波を意識してみました。また、すっかり浸透した感のある「韓流」のイメージも重ねました。
この時期に「波」をチラシのモチーフにすることについて、主催の日本演出者協会さんの中でちょっと議論があったみたい。でも尊重して下さいました。ありがとうございます。

というわけで、日韓演劇フェスティバル、来年の1月17日〜2月19日まで、東京・大阪・福岡の三箇所で開催されますよ。

主催者HP
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by enikaita | 2011-12-13 01:46 | 舞台芸術


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