「日報」を名乗りながら、更新はときどき。
by enikaita
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トロールの森2008
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善福寺公園で催されている野外アートイベント、「トロールの森2008」。
上池の周辺にいろんなインスタレーションが点在し、ちょっといつもの公園とは違った感じ、異世界に彷徨い込んだような感覚になる。
池をめぐりつつ、公園周辺の不思議なインスタレーションを見てると、大昔にハマったアドベンチャー・ゲーム「MYST」のことを思い出した。「MYST島」に点在する不思議な造形のオブジェクトをめぐりながら、気がついたらナゾを解いている、というゲーム。でも善福寺公園版「MYST」にはナゾはなさそうです。

そんな私の「MYST」な気分を盛り上げたのが、入り口近くにあった「Spin a Yarn」という作品(上写真)。林の中に設えられた小屋。裏側に入り口があって、中にはテーブルと椅子。テーブルの上にぐるぐる糸巻きに結ばれた本。その小さな本は、今この本を手にとっている「私」についての小説。
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いつも通りのはずの善福寺公園も、小屋の窓から眺めたら、なにやら違った雰囲気になるのが不思議である。見る人が作品自体の中に入ること、文章量がヤケに多いことなど、ちょっとイリヤ・カバコフっぽいところも、私の好みなのかもしれない。

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さて、アートというのは人間がつくるという性質上、当然ながら「人工物」になるわけで、それゆえ自然の中のアート作品は、自然と対立してしまう運命にある。だからといって「自然」を意識し、寄り添いすぎても、あるいは徹底抗戦を試みても、アートは自然にはゼッタイにかなわない。
でも、善福寺公園のような都市公園の自然は、実際のところ人の手によって支えられているのだ。公園にはたくさんの人工物が点在しているわけで、そこに大自然と違ったアートの入り込めるスキマがある。そのことに気づかされたのが次の作品。

公園の中の人工物をきっちり利用したのが「青空アパート」。休憩所とその囲いに、巨大インコのぬいぐるみがいくつも括りつけてあって、かなりキモチワルイ。巨大インコの顔がのっぺらぼうだからかな?
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それにしてもこの屋根状構築物、これまで見て見ぬふりをしていたことに気づく。この形じゃ雨よけにはならないよね。藤棚でもあるまいし。何のためのものなんだろう? 意味がありそでなさそう。もしかして「トマソン」系オブジェ?……そしてこの巨大インコがくくりつけられた瞬間に、作品台座として「意味あるもの」に生まれ変わった……あるいはもともと「作品台座」として設えられたこの構築物は、自らの役割を全うするこの日を、何十年も待ち続けていたのかもしれません。……などと、アートはおかしな妄想を誘発します。

まだまだ他にもあるんだけど特に気になった2作を紹介。展示は11月23日まで。
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Nikon D40+Sigma 18-50mm F2.8 MACRO HSM
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by enikaita | 2008-11-22 23:43 | アート
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