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ひぶや〜、ひぶる、ひひょ〜るぅり〜、ひひょ〜う……♪ ついにトチ狂ったか、とお思いの方すいません、私はまだ元気です。 この江戸川乱歩のつくった暗号みたいなやつ、いったいなんなのか。能楽師が稽古の時に笛の音を模して口でこのように唱うわけです。日常の稽古でわざわざ笛や鼓の人を呼ぶわけにはいきませんから。もちろんテキトーに言ってるのではなく、ちゃんと曲にあわせてこの「おひゃ〜」も決まっています。だから一人で稽古する場合もまずこの「おひゃ〜」を覚えないと話にならない。 でなんでいきなり能の話なのかというと、私がここ数日この「おひゃ〜」を聞いているからなのです。国際演劇協会が主催する伝統芸能ワークショップの取材というか見学というか、まあ本文に関係ないので説明は省きますが、そういうことをしているのです。 で10日間、プロの能楽師が素人に、能をみっちり教えるワケなんだけど、基本となるカマエの姿勢の特殊性とか、「今の『おひゃ〜』じゃなくて、こっちの『おひゃ〜』だよ」とか、なかなか素人には難しいもんです。参加者には外国人もいて、「能の動きはブドーとも関係あるのですか?」とか、いかにも外国人という感じのベタな質問にも真面目に答える能楽師の皆さんには頭が下がります。 私は数日前からこの「おひゃ〜」と地謡が耳にこびりついてしまい、目を閉じると能面が浮かびあがってきてしまって困っています。気づいたら能面の顔マネを練習していました。あぶないあぶない。 写真は体験として能装束を身につけている、ワークショップ参加者の某コンテンポラリーダンサーさん。
by enikaita
| 2008-08-20 00:01
| 舞台芸術
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