「日報」を名乗りながら、更新はときどき。
by enikaita
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ミスター・スケープゴート
「ミスター・スケープゴート」とは、いま一番ホットな一級建築士、アネさんこと姉歯氏のことである。彼の事務所であるボロ家は、私の家の近所らしく、ぜひ一度見物しに行きたい。
さてこの事件、倒壊が想定されるマンションに住んでいる人は大変だろうが、現時点で死者が出ていないことは幸いである。だいたいこういったケースは犠牲者が出て初めて認識されることが多く、そうなってしまえば絶対に金銭だけでは解決することができなくなってしまう。だから現時点ではスケープゴートとしてメディアに晒されているアネさん、ヒューザーの社長、金無垢時計氏も少し余裕があるように見える。
この事件は、彼らに当然責任はあるだろうが、一個人の問題として帰結するべきものではなく、明らかにシステム的な問題である。しかし「システムの問題」として帰結してしまうこともそれはそれで問題だ。責任者の不在が今後、スケープゴートのたらい回し状況を発生させるのではないか。

スケープゴートにならないためには、まず世論の同情を得ることが肝要だ。現時点でその同情は、高い金を払って倒壊予定マンションを購入してしまった居住者が得ているが、世論はちょっとしたきっかけで一気に流れを変えることもある。住民のインタビューや記者会見で、怒りのあまり悪辣なことばが発せられたりした場合、世論の怒りが被害者である住民自身に向けられてしまうことだってあり得る。
アネさんの置かれている状況はきわめて厳しい。そもそも事件の核であるし、メディア露出も現時点で断トツに多い。しかし彼には超逆転技があることに私は気付いてしまった。
それは彼の頭髪である。既に少なからず指摘されているが「そこも誤魔化すか!」とか「そこのツメも甘いのか!」と思わずテレビに向かって言ってしまった。どこかヌけた男である。現時点でのアネさんは、謝罪はしつつも何か他人事のようにふるまっている。これではいけない。絶妙のタイミングで頭髪に関して「本当の自分」を曝け出し、涙ながらに謝れば、もしかしたら世論は一気にアネさんの味方になるかもしれない。もちろんそれで彼の責任が消えるわけでは全くないが。
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by enikaita | 2005-11-24 05:08 | 時事ネタ
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