「日報」を名乗りながら、更新はときどき。
by enikaita
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選挙権なんかいらない!
14人も候補者が立つという、いつものコトながら奇妙な盛り上がりを見せる都知事選がいよいよ迫って参りました。

ちまたでは選挙ポスターの看板があちこちに立てられてるし、「○○さんを応援して下さい!」というメールが来たりと、誰に投票しようかななんて、思い悩んでいましたが、どうも私には選挙権がないらしい、ということが判明。

中学の社会科の授業でのあやふやな記憶をたどると、確か「3ヵ月以上居住していること」というルールがあったはずで(おそらく一時的に住民を移住させて票数を増やそうという不届きな候補者を抑止するため)、私の場合は都内への転入が1月の5日だから投票日である4月の8日にはちゃんと投票権があるはずと思っていたのですが、今に至るまで投票ハガキが届かない。なんだかおかしいなとは思っていたのですが、どうも3・6・9・12月の月初めと、公示日前日に選挙人名簿に登録されるというシステムらしく、おそらくその時点では3ヵ月に満たないため、東京都知事選挙の選挙権はないらしいのです。

マスコミ報道では「主要5候補」という括りになってるらしくて、あとの9人はほとんど無視。その主要候補に「ドクター」が入ってるのも笑っちゃうけど、これって公職選挙法に引っかかるんじゃないかという疑問も持ちつつ、落選を承知で数百万円収めて知事選に立候補する人たちの「叫び」もすこし聞きたいってもんです。

というわけで、公正だけがウリの選挙公報がいちばんマットウな気がしてしまうのですが、これがなかなか味わいぶかい。「タクシー運転手」という肩書きのある候補者は、「バスレーンを客を乗せたタクシーに解放する」という公約を掲げていたり、読む気力を減退させるような小さい文字でびっしりの候補者は、よくよく読めば全体の8割が「私事」だったり、また「作家」の候補者はこのワープロ・パソコン全盛時代にまるで「怪文書」のごとき手書きだったり、職業:ディレッタントの候補者は結局さいごまで「謎」だけが残ったりと、多種多様。こういった候補者たちを「泡沫候補」というらしいです。

その中でもっとも過激な公約である「政府転覆」を掲げる「路上音楽家」の選挙公報は、このなかではレイアウトも工夫されていて読みやすい。過激なのに、そういうところが妙にマットウです。もちろん現職や共産党推薦の候補も当然にしてマットウなのですが、現職の対抗馬である元県知事の候補者の公報はいがいと読みにくい。右側に名前が縦書き、公約は横書きで右左に視線がおよいでしまう。とはいえ、たしか前々回にはいたと思いますが、明らかに電波系の、意味不明な殴り書きを公報に掲載した候補者はさすがにいませんでした。

最近は政見放送というのをゲリラ的(?)に放送していて、こちらでも「政府転覆」候補は過激です。過去に政見放送ではいろいろすごいものを見ましたが、かなり出色。見逃した人はYouTubeで「政見放送」と検索すれば、過去知事選に立候補した「内田裕也」や「東郷健」、謎のおばあちゃん「三井理峯」ふくめ、この候補者の政見放送を見ることができますので要チェック。

この「政府転覆」以上に、さりげなく記載されている現職の公式ホームページアドレスがすごくエキセントリック。「sensenfukoku.net」……宣戦布告って……どこにするのよ? 泡沫候補ならともかく、たぶん再選されるであろう現職知事の、他の追随をゆるさないエキセントリックさには本当におそれいります。

ちなみにこの「宣戦布告.net」の1コーナーである「日本の正式国名優秀作品40」というのがシャレを通り越している。1位は「日本皇国」、2位は「大日本帝国」、3位は「アメリカ合衆国日本州」、4位は「日本官僚社会主義連邦共和国」だそうで、こんな調子で40位まである。あたしゃ卒倒しそうになりました。
とりいそぎ、わたしもひとつ推薦しておくことにします。
「ニッポン資本主義共和国連邦(略してニチ連)」(川村毅『ニッポン・ウォーズ』より)。
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by enikaita | 2007-04-04 21:03 | 時事ネタ
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