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「サカナは炙った、イカでいい♪」といえば八代亜紀の「舟唄」ですが、生口島で買ったタコスルメは噛むほどに味が出てきてほんとにうまい。
内田百閒の『阿房列車』を読んでいたら、百閒先生は借金だけでなく、晩酌もしょっちゅうで、その淡々とした晩酌の描写から飲酒の幸福がにじみ出てくるようで、なんか無性に飲みたくなってきた。普段、家で飲むことなんてまずないんだけど、以前もらった某演劇公演の記念にラベルだけつくった『Y談(仮称)』という名前の日本酒を引っ張り出してきた。これが純米吟醸で、ちょっと舐めてみると、かなりちゃんとした日本酒だったことを発見。危うくただの料理酒にするところだった。 酒の肴にはもちろん、生口島のタコスルメ。袋にだいたい10匹くらい入っていて(タコって「匹」でいいんだっけ?)出してみるとローラーで引き延ばされたような形状で、照明にあてるまでもなく、向こう側が透けて見える。 これをオーブントースターに入れて一分炙ると、30秒で全体が泡だって好い匂いが立ちこめる。透明感がなくなりみるみる小さく、くるりと丸くなった。それをヤケドに気をつけながら手でちぎって食す。うまい、うますぎる。 さて、このタコスルメ、ハサミでぶちぶち切って炊飯器で米と一緒に炊けば、タコメシになる。タコスルメがちゃんと水を吸って戻るんだから感動モノだ。ちなみにタコメシというのはタコの入ったメシのことであって、沖縄名物タコライスとは名前が紛らわしいが全く別のものなので注意。
by enikaita
| 2006-05-17 22:05
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