「日報」を名乗りながら、更新はときどき。
by enikaita
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高遠その3
高遠の地酒「仙醸」の蔵「仙醸蔵」は、高遠ブックフェスティバルのメイン会場の一つ。平間至さんと津田直さん、二人の写真家のトークショーはそこが会場。

メインの機材はフィルムを使っているお二人。この日もそれぞれ、ライカとMamiya7を持っていらっしゃいました。平間さんは舞踏家の田中泯さんの踊りの写真を撮っているのを雑誌で見たことがあったし、媒体で名前をよく見かける方なので、なんとなく知っていたのですが、津田さんについては、失礼ながらよく存じ上げず。
しかし、その津田さんがめちゃめちゃ面白い! 中版カメラの標準レンズでランドスケープを撮影するというスタイルの津田さん、ハワイの火山から出るマグマを撮影するために、まつ毛を燃やしながら対象に近づいたとか。
とにかくちょっとぶっとんだ人なんですよ。仕事を複数かかえている時は、混乱を避けるため、またそれぞれのプロダクションに集中するために、仕事ごとに別のテーブルを用意するのだとか。そのため家にはテーブルがたくさんあるそうです。普通の人なら、ちょっと無駄なんじゃないのかなーと、思ってしまうことに、徹底してこだわれる人。なんだかうらやましい。

修業時代の話もおかしかった。いろいろなところへカメラを持ち出すんだけど、フィルムを入れたか入れてないかをあえて忘れてしまうのだとか。撮ってはみてもそれは、フィルムにちゃんと撮影されたのかどうかわからない。そういうことを繰り返していたんですって。津田さんいわく、「撮るより見たかった」そうですが、それに対して平間さんが「それならカメラを持って出かける必要ないじゃないか(笑)」というやりとりがあっておかしかった。
平間さんはこの「修行」について、「自分が撮影したものへのこだわりをなくすための行為なんですね」と解説。
柔らかい物腰で、知性あふれる好青年という雰囲気の津田さんですが、ただ者ではないですよ。

さて、トークショーを満喫し、腹が減ってきたので早めの夕食へ。評判をきき「ながせ」というお店へ。こちらはレバカツが名物だそうですが、私には別の目的が。
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ローメンです。ちょっと前のブログ記事でメタクソに言ったアレです。「ながせ」のローメンがうまいって小耳に挟んだんですよ。どうやら標準的なローメンとは違って、マトンではなく豚肉を使い、麺も蒸し麺ではありません。これは言わば初心者向きローメン、おいしいかったですよ。先日食べたおみやげローメンセットがマズすぎるんだろうな。ああいうのは即刻販売中止にしたほうが伊那の発展のためですよ、ホントに。

写真の右上にちょこっと写ってるのはペトリハーフ。写真家さんがフィルムについてのお話をするとうかがっていたので、デジカメなんか持ってたら絡まれるんじゃないかと戦々恐々、その保険のために持ってきました。

そのペトリハーフを首から提げて「本の家」に行くと、そこにいたのは平間至さん。わたしのペトリハーフを見て、「かわったカメラだね」と手に取り、ファインダーを覗き込む平間さん。「何を撮ってもはっきり写らなくて、悪夢みたいになるんですよ」と解説したら、苦笑してましたね。
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高遠の夜は更けゆくのでした。(つづく)

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by enikaita | 2010-10-06 21:25 | 旅行
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