「日報」を名乗りながら、更新はときどき。
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中津川の常盤座
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常盤座の向いにあるのは常磐神社。見るからに「村の鎮守」、ちょっとした高台にあって趣きのある神社です。この日は常磐神社境内を舞台にした野外劇『人魚姫』からスタート。新聞紙の衣裳を身につけた地元の小学生をキャスティングし、プロの人形劇団の人たちがそれをフォロー。野外なのに声がよく響く、気持ちのいい場所です。

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すっかり言い忘れてたんですけど、この日常盤座で催されたのは、日本演出者協会による「演劇CAMP in 中津川」の最終日です。常盤座内ではワークショップやセミナーの発表会もありつつ、メインは竹内菊さん率いる菊の会による『耳なし芳一』。常盤座は花道が二本、廻り舞台もあり、二階の客席もある立派な芝居小屋。定式幕がカッコいいでしょ。

『耳なし芳一』、演出の竹内菊さんは相当なおばあちゃんなんだけど、エッジの利いた演出だなあ。演出者協会の演出家さんたちが口を揃えて「闇の使い方がいい」とか、ベタボメ。私がびっくりしたのは芳一が琵琶ではなく三味線を持ってたとこ。しかもこの三味線が超絶テク(六柳庵やそ)。本物の芸が見られて、私もはるばる来た甲斐がありました。

終演後は常盤座の保存会の人にわがままを言って、楽屋裏と廻り舞台の機構を見学しました。
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明治から続く、歴史のある芝居小屋ですが、戦中は軍に接収されて資材置き場になっていたそうです。それを戦後、地元の人の手で復活させたとのこと。廻り舞台の機構の再生は平成になってから。鉄骨でできています。単なる「建物の保存」ならば昔ながらの木製機構なのでしょうが、劇場は使われてナンボですからね。本当に町の人に愛されている小屋なのです。
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おっ、生首発見!舞台下の倉庫にありました。『菅原伝授手習鑑』の『寺子屋』で使うやつでしょうか。
昔から「オバケがいる劇場は本物の劇場」と言われますが(笑)、保存会の人に聞いてみたら、「もちろん出るよ〜」とのこと。さぞや年季の入ったオバケが出るんでしょうね。
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by enikaita | 2010-09-29 22:38 | 舞台芸術
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