「日報」を名乗りながら、更新はときどき。
by enikaita
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2000年代の「ベスト5」
f0072231_23572998.jpg新装[第三次]シアターアーツ発売中。特集記事は「ゼロ年代の演劇から」。
その中でも注目なのが、「2000年代のベストテン」。2000年から2009年までのあいだの「ベスト舞台」を演劇・舞踊評論家が10本挙げ、それを集計したものです。評論家のみなさんは一人平均で、1年に100作品以上、10年で通算1000作品は見ている「変人」ぞろいなので(失礼!)、このランキングも、かなり精度が高いんではないでしょうか。

それぞれの上演年に賞を総ナメしたような作品が上位に並んでます。2007年のNODA・MAP『THE BEE』、2005年の二兎社『歌わせたい男たち』、2004年の燐光群『だるまさんがころんだ』、2008年の新国立劇場『焼肉ドラゴン』などですね。

つうわけで、私も個人的ベストテンを選んでみたくなってきました。とはいえ、私がちゃんと舞台を観るようになったのは「シアターアーツ」誌と関わるようになった2004年から。なのでここはやはり、ベストファイブくらいにおさえておきましょう。年間100本も観てないですし。というわけで、ここ10年でとっても印象に残っている舞台を5本、勝手に紹介しちゃおっと。

維新派『キートン』2004年/大阪南港
このときが初めての維新派。公演中、遠景のユニバーサル・スタジオ・ジャパンから花火が上がった時は、ただでさえスペクタクルなのに、さらに偶然を積極的に引きこむスケール感にびびった。今年、犬島でやる『台湾の、灰色の牛が背のびをしたとき』も楽しみだなあ。もちろん観に行くぜっ。

ファーバー・ファウンドリィ『モローラ―灰』2006年/神奈川県立青少年センターホール
南アフリカの演劇グループが、ギリシャ劇の「オレステイア三部作」を改作して、「復讐の連鎖」を絡めつつ、レイシズムの問題を扱った舞台。観終わったあと、牛のようになんども反芻し、今もときどき、思い出して反芻してしまう。

ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団『春の祭典/カフェ・ミュラー』2006年/国立劇場
アルモドバルの映画『トーク・トゥ・ハー』でも出てきて、ピナ・バウシュ自身が出演している『カフェ・ミュラー』と、『春の祭典』の二本立て。ピナの『春の祭典』はその昔、バイト先にいた山海塾の人に、「あれはゼッタイ見ておきなさい」と勧められていたのだった。

リミニ・プロトコル『ムネモパーク』2008年/にしすがも創造舎
鉄道模型が張り巡らされた舞台、出演者はシロウトの老人。物語は、彼らのリアルな人生。こういう演劇がこれからの流れになるんだろうな〜と予感した作品。00年代の個人的ベストワンです。

騎馬スペクタクル・ジンガロ『バトゥータ』2009年/木場公園
ジプシーバンド! そして馬! 私の好きなものだらけ! 終わった直後、「もう一回見せろ!」と関係者に詰め寄りたくなったのはピナの『春の祭典』以来。

あと、ほかに00年のdumb-type『memorandum』や、08年のnoism08『Nameless Hands―人形の家』あたりもとっても印象深かったなあ。
ロベール・ルパージュが新作引っさげて来日するみたいだし、今年はいい作品に出会える予感がします。

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[第三次]シアターアーツ
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by enikaita | 2010-07-04 20:47 | 舞台芸術
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