「日報」を名乗りながら、更新はときどき。
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『7ストーリーズ』開幕!
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文化庁・新進芸術家育成公演等事業『7ストーリーズ』が開幕しました。

ワタクシのほうで、チラシ・ポスター・当日パンフレットを手がけています。あいにくの雨ではありましたが初日は盛況。

劇場に入ってまず、重力の向きを錯覚してしまいそうな、練りこまれた舞台装置に驚きました。カナダでの上演ではプロセニアムに壁がそそり立って、そこに窓があいているという、圧迫感のある舞台装置だったそうですが、今回の上演ではその壁をナナメに倒し、いわゆるヤオヤ舞台になっています。そうすると空が見えるようになる。このことでおそらく、カナダでの上演とだいぶ違う印象の舞台になっているのではないでしょうか。
役者さんたちは本来建物の壁であるはずの場所に立つわけですから、重力が2方向に働いてしまう。ドラえもんの「重力ペンキ」みたいなことですね。だから視覚的にヤヤコシイことになるのかと思いきや、そんな反リアリズムも許容できてしまう。これが演劇ならではの良さなのだなあと再認識しました。

俳優さんたちのなかでは、主役の自殺志願の男を演じている小森創介さんに注目。後半に男が自殺の道を選んだことを語るくだり、この場面は狂気ではなく、説得力が必要なんだけど、しっかりとキモをおさえているなあと感じて好感を持ちました。

そしてなによりモーリス・パニッチの台本が面白い! 自殺志願の男がビルの7階で飛び降りようとしたその時、そうとも知らず次々と彼の邪魔をするのが、愛情の確認のために殺し合いごっこをする夫婦や、被害妄想の精神科医、「人生は演劇だ」が持論の俳優の結婚詐欺師、布教のためには手段を選ばない悪意の宗教家などなど変人オンパレード。
しまいには、「下に飛ぶくらいなら上に飛ぶこともできるはずだ」と、100歳のおばあちゃんに促されて、ついに男はビルから飛び降りる、もとい「飛び上がる」……

やっぱいくら書いても観なきゃわかんないよなあ。
3月31日水曜日まで上演中。お時間ある方はぜひどうぞ。

7ストーリーズ公演情報こちら
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by enikaita | 2010-03-25 19:00 | 舞台芸術
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