「日報」を名乗りながら、更新はときどき。
by enikaita
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エロを考える一日
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昼は西巣鴨へ。タニノクロウ演出の『太陽と下着の見える町』を見に行く。とある精神病院あるいはサナトリウムのような場所を舞台に、なんらかの精神疾患に罹っていると思われる人たちを断片的に描きつつ、その傍らで下着愛好者による「いかにしてパンティは、社会的に隠すべきものとされるようになり、そして欲情の対象となったか」の歴史的経緯が語られるという趣向。
最後に現物のミニクーパーが出てきたのにはけっこう驚いた。

でもって、夜の部は西荻に戻り、西荻ブックマークでわが心の師匠・都築響一氏のトークショー「旅と演歌とデザインと」を聞く。都築氏が最近出した本の話や、スナック・演歌あたりの話が中心になるのかなと思いきや、後半はなんと、SOD(ソフトオンデマンド)のぶっ飛びエロビデオを、海外のアーティストの全裸イベントやクールベの名画などと対比させつつ紹介。「全裸で避難訓練」や「全裸オーケストラ」「全裸引っ越し」など、すべてがハダカで行われているのにもかかわらず、もはや「ビデオ本来の目的」から遠のいている膨大な作品群に驚く。
東尋坊から35000回以上飛び降りている男の話も興味深かった。都築氏の、あらゆる無名のものへのおしみなき愛情に圧倒された。

現代の男がパンティという「単なる布きれ」に欲情しているということが解説された舞台のあとで、恥じらいなく堂々と全裸をさらけ出す女たちのビデオを見たわけで、なんだか頭の中がごちゃごちゃしている。どっちがラジカルかということならば、そりゃあパンチラより全裸500人のほうがずっとラジカルなんだけど、どっちがエロかと言えば、恥じらいなきハダカよりも、スカートに隠されたパンティのほうなのである。不思議といえば不思議だが、そういうもんだよねえという、人間の欲望の根源を知った気がした一日だった。

写真は神田にある神社にいたタヌキ。
Nikon FM Ai35mm F1.4S Kodak PORTRA 400NC
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by enikaita | 2009-12-13 23:59 | 舞台芸術
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