![]() 終戦直後、朝鮮人をたくさん乗せて青森から釜山へ向かう帰還船の浮島丸が、舞鶴沖で謎の爆発をし沈没した事故(事件?)をもとにした、現代まで日韓両国に横たわる「荷」についての物語です。 イラストとタイトル文字は沢野ひとしさん。「山の本」の表紙の人だ、わーい! と、うきうきしながら原稿をおあずかりしました。船が爆発して、人がぷかぷか浮いてるというイラストなので、あまり「うきうき」という感じではないんですけどね。「荷物」に関するお話なので、行李のパターンをイラストの背景にしてみました。 スタッフ陣もゴージャス。演出は燐光群の坂手洋二さん。意外や、東京演劇アンサンブルでは、外部から演出家を招くのは初めてだとか。音楽は、最近ではスペシャルドラマ『とんび』の音楽を担当した大友良英さん、衣裳の緒方規矩子さんと美術の加藤ちかさんは、演劇界のトップランナーです。振付は、ダンスカンパニー「ニブロール」の矢内原美邦さん。宣伝美術は沢野ひとしさん。そしてその豪華ラインナップの中になぜかオレの名前も。……いや〜恐縮です。 こちらの芝居、日韓演劇フェスティバル参加作品です。日韓演劇フェスティバルは昨日(17日)開幕しました! メイン会場のあうるすぽっとでの3作品はこれから順次上演。そちらとならんで、武蔵関のブレヒトの芝居小屋で上演される『荷』もぜひ足をお運びください。 東京演劇アンサンブル 『荷』 2月24日(金)〜3月4日(日) 会場:ブレヒトの芝居小屋 公演の詳細はこちら 日韓演劇フェスティバル総合情報はこちら ![]() 今回の劇場は与野本町にある彩の国さいたま芸術劇場。蜷川幸雄のシェイクスピアシリーズやゴールドシアターのほか、ヤン・ファーブルはじめとするすごいアーティストを海外から招聘して、日本に紹介している注目の劇場です。 撮影した日はちょうどジェローム・ベルのダンス(?)作品を上演していました。こちらの舞台も近年稀な評価の分かれ方で、Twitter上で絶賛する人あれば、「吐き気がした」という人もいらっしゃって、終演後3日間くらいはそれを読んで楽しませてもらいましたね。 ![]() ![]() ![]() 季刊発行の演劇評論誌「[第三次]シアターアーツ」の49号(2011冬)が、昨年末に出ています。 今号の特集は「ポストドラマ演劇〈以後〉」。12年ほど前にドイツの演劇学者のハンス=ティース・レーマンさんが提唱した、というか言葉を作った「ポストドラマ演劇」について、最近はどうなってるのよということを、本人の論もまじえて検証した特集です。 ちょっと専門的なのでそれはさておきまして、今回の注目は美術家のやなぎみわさんが手がけた『1924』シリーズの既発表作2本(『1924Tokyo-Berlin』、『1924海戦』)一挙掲載です。やなぎさんといえば、若き女性が自らの半世紀後を演じた写真作品「マイ・グランドマザーズ」シリーズがめちゃめちゃ有名ですが、最近はさらに演劇的なアプローチをを深め、池袋駅前の公園で『カフェ・ロッテンマイヤー』(『アルプスの少女ハイジ』に出てくる感じのあまりよくない年増メイドに扮した人が給仕をするカフェ。ときどき演劇を上演)をプロデュース。演劇界でも注目されています。 そして『1924海戦』ではついに劇場進出。この作品は、1920年代・日本の演劇運動を牽引した土方与志らをフィーチャーしたものです。こうした演劇史的な検証をふまえたような舞台が、なぜかこれまで演劇界ではあまりなされなかったのですが(近親者や直接の師弟関係がある人など、彼らと距離が近すぎるからかもしれません。あるいはどうせ見ることができない昔の演劇には演劇人の興味が向かないのかも)、美術の世界から果敢に飛び込んできたやなぎさんの舞台は、平沢計七の死に際しTwitterのタイムラインが埋まり、小山内薫がSkypeをあやつるなど、びっくりのディティールもありました。当時の表現主義の舞台を、80年前の築地小劇場『海戦』の舞台写真から再現したのにも驚きました。 やなぎさんのインタビューも併載。ちなみに続編を4月に京都でやるみたいですよ。 ほかには別役実さんと野田秀樹さんの対談「大震災と演劇」。二人の劇作家が震災後、どのようなことを考えていたのか、とても興味深い記事ですよ。 今回の表紙写真は「彩の国さいたま芸術劇場」。公演終了後、ダッシュで劇場を飛び出して、お客さんが出てくるところを撮影しました。 シアターアーツは、紀伊國屋みたいな大きな本屋さんでなら取り扱ってますので、手にとってみてくださいませ。 ![]() あけましておめでとうございます。 「お年賀」としてみなさまに毎年お配りしている干支カレンダー、本年は「願いが叶う 龍珠カレンダー」(「ドラゴンボール」と読みます)でございます! 7つ集めると願いごとをなんでも叶えてくれるあのマンガをヒントにしたのはいうまでもありません。 ![]() この2枚のパーツにあらかじめ折り目をつけておいてから重ね、 ![]() そうすると…… ![]() ![]() 正十二面体の面がそれぞれひと月分のカレンダーになっています。ドラゴンボールなので、星も散りばめてます。カレンダーとしては特殊な数字の配置なのですが、五角形の角が日曜日になるように配置されてるんです。慣れてきたら意外とつかいやすいんじゃないかなあ。 では本年もよろしくお願いします。 〜参考までにこれまでのお年賀カレンダーの歴史〜 卯年のお年賀 月面宙返りカレンダー 寅年のお年賀 新年トラ屏風 丑年のお年賀 三角牛乳カレンダー ![]() それだけじゃあ、わたし的に作業が少な過ぎでおもしろくないので、作品ロゴつくってみました。今回の作品の会場である「はこぶね」という劇場は、言い換えれば「都内某所」、とあるマンションの一室だそうです。どうやら、そういう場所で行われる「部屋」に関する舞台ということのようなので、部屋に関するものを文字の中に入れ込んでみました。 ![]() ![]() 公演情報↓ 庭劇団ペニノ ![]() 今回で2回目となる「日韓演劇フェスティバル」の東京版総合チラシをつくらせていただきました。 “日韓演劇フェスティバル”のハングル表記をデザイン化したものを地模様に、手書きのロゴを載せ、下には波。どうも「日韓」となると、硬調になりすぎちゃうことがままあるので、手書きのロゴでやわらかくしてみた次第です。 波のイメージは、最近ハマっている韓国演歌を聴いてる時に思いつきました。「海が〜ふたりぃ〜を〜、引き〜はーなぁすぅ〜♪」(『カスマプゲ』)はじめ、『釜山港へ帰れ』など、韓国演歌には「別れ」がつきものなんですけど、その舞台の多くが港だったりして。なんでかなと思ったんですけど、ビビビッと来ました。恋人を乗せた船が海をわたって行く先は、どう考えても日本なんですよ。『釜山港へ帰れ』が、原曲では日本に行ったまま帰って来ない兄弟のことを歌った曲だというのは有名な話ですね。 これは完全な余談ですが、「別れ」の歌が多いのは、いわゆる分断国家であることと関係があるように思います。そしてこの悲劇を直接的なテーマとしては歌えないがゆえに、海を隔てた日本にそのイメージを仮託してるんではないでしょうか。 ……本題に戻りまして、日韓両国を引き離す海は同時に、両国を力強く結びつける象徴的な存在でもあるわけです。というわけでこのチラシの波は、両国のあいだに横たわる対馬海峡の荒波を意識してみました。また、すっかり浸透した感のある「韓流」のイメージも重ねました。 この時期に「波」をチラシのモチーフにすることについて、主催の日本演出者協会さんの中でちょっと議論があったみたい。でも尊重して下さいました。ありがとうございます。 というわけで、日韓演劇フェスティバル、来年の1月17日〜2月19日まで、東京・大阪・福岡の三箇所で開催されますよ。 主催者HP 詳細ページ ![]() 約100社・およそ1500冊分の書誌情報がどどーんとメールで送られてきて、こつこつと組版作業をしていくわけですが、一冊一冊に情熱がつまった本たちは、まさにタイトル通り「こんな本もあったのか」! という感じで、なかなか驚きの連続です。 書店や図書館向けのカタログなので、一般には入手不可能。紀伊國屋の本店とかで頼みこんだら手に入るのかしら? わかりません。 日本劇作家協会が主催する「リーディング・フェスタ2011 戯曲に乾杯!」のチラシをつくりました。新人戯曲賞の公開選考会をはじめとして、候補作のプレビュー・リーディング、別役実さんが監修するコント研修会の発表に、市毛良枝さん、占部房子さんらが出演するリーディング&ディスカッションなど。 今回のチラシコンセプト、実は、「執筆につまっている劇作家が、チラシを依頼されちゃいました」だったというのは、主催者さんにはヒミツです。この劇作家、原稿用紙を目の前に、アイデア欠乏のあまり締め切りの迫った戯曲を書くはずのマス目をボールペンでぐりぐり。そうしてるあいだにコーヒーカップのしみまでつけちゃたというわけです。 リーディング・フェスタ2011 戯曲に乾杯!は、12月10日(土)、11日(日)、会場は座・高円寺2です。 イベント詳細はこちら〜 ![]() アンティーク着物を着て、西荻の骨董・アンティーク店から借りてきた家具や小道具を使って、レトロ風写真を撮りませうというイベントだったのですが、たくさんのご予約をいただきまして、朝からフル回転でした。撮影班、着付班、コンシェルジュ班はじめ、手伝ってくださったみなさま、ご来場くださったお客様に感謝! ![]() ![]() 当日手伝ってくれた二人(書生風スタイル)をモデルにテスト撮影したものを、ちょちょっと加工してみました。昭和の名人戦っぽい感じになりましたよ。 パソコンの中のフォトレタッチソフトや、インターネット上のオンライン画像加工ジェネレータなどで、いろいろいじってみてくださいね。 有名どころでは「幕末古写真ジェネレーター」。さっきの元写真をこちらのジェネレーターで加工すると、昭和どころか明治の写真! すごいのをつくった人がいるもんです。 ![]() 「西荻写真館」、ご期待の声をたくさんいただいているのですが、次回は未定〜
11月27日(日曜日)は、毎月恒例、西荻の井荻會館で手しごと市開催。いろいろな手しごとモノの展示販売をするイベントです。手しごと市では毎回、「あらかると展」として、いろんなイベントをやっていますが、今回はオハリコフジヲ&エニカイタスタジオで「西荻写真館」をやります。
井荻會館近くにある骨董・アンティーク屋さんの協力を得て、レトロな調度品と、アンティーク着物で写真を撮りませんか、というイベント。ちなみに会場の井荻會館も絵になるレトロ建築です。おかげさまで写真館の予約はすでにいっぱいになりました! お子さん用のアンティーク着物は当日貸出があります。記念撮影はいかがですか。 ご希望の方はカメラをお持ちくださいね。写真館の方は予約でいっぱいになっているのですが、撮影スペースを別途用意しておきます。 で、今日は骨董屋さんをめぐりまして、写真館で当日使う道具を選んでまいりました。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() というわけで、27日は西荻においでませ〜 ![]()
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